見出し画像

古いことの醍醐味。

こんばんは、イカちゃんです。
今日からまたフラスコを少しリフォームしています。
その中で、もともとあるものに手を加えることについて書きたいと思います。

住宅なんかだと一からつくって新築するという人が多いと思います。
だから何年または何十年後にリフォーム工事をすることになると思います。
今の住宅は性能も良くなったし、柱や梁も工場でカットされてくるので組み立てるような感じでスムーズに進みます。
それはそれでお客さんを長く待たせることなく引き渡しできるのでいいのかもしれません。

一方、リフォームというと、既存の住宅を直したり間取りを変えたりします。
もともとの建物があるわけなのでそれがベースになって、そこに手を加えることになります。
この既存の建物が古いと柱や梁や壁も真っ直ぐということはないので何をするにも大変なんです。
その形通りに木材をカットしたり、床が平らでなければ平らになるように調整してから床材を貼ります。
時間も手間も新築の数倍かかります。

でもそれがリフォームの醍醐味だと思います。
古いものに魅力を感じる人も多いと思いますが、店舗にするにしても住宅にするにしても手を加えないと使えないようなものが多いので、手間がかかる、お金がかかるということです。
でもそれに価値を見出せるのは素敵な感性です。
僕も40年前くらいの車庫を改装してきましたが、直しながら使っていくということに魅力を感じています。
新築じゃないから気軽に改装できるし、古さと新しさが混じり合ったような感覚が好きです。

工事をするときは、なかなか面倒だなあと思いますが、それもやる気につながります。
面倒なことはなるべく避けていきたいのが人間です。
それであればその面倒なことを引き受けましょうという気持ちでいます。
大工としては技術を求められるのでとてもやりがいがあります。
しかし、まだまだ経験が未熟なので面倒なことにたくさんトライしていきたいと思います。
ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?