セントくん

結構な数手紙を送ってくる田舎に住んでるおじいちゃんが手紙に書いてそうなことと、サガミオ…

セントくん

結構な数手紙を送ってくる田舎に住んでるおじいちゃんが手紙に書いてそうなことと、サガミオリジナルエッセイを投稿します。

最近の記事

入沢康夫様の詩  初版

僕は詩が好きで、たまに詩集読むことがあります。 今まで、読んできた詩の中で1番考えさせられて記憶に残っている作品があります。この作品では、入沢康夫特有の「逆説」が成り立っているように思います。 最初に読んだときは、書いてあることをそのまま読むだけで、どう受け取ったらいいのか全くわかりませんでした。 乗組員は「全景」を知らないのに、それが、船であることはどうやってわかったのでしょうか。作者である入沢康夫以外に、木の船であると断定できる人間はいません。とても奇妙なことのように思

    • 見えない

      月の写真を撮ろうと思ったとき晴れた時撮ろうとすると月が小さく見えたり、拡大すると今度は荒くなってしまったりします。 一昨日、満月を見ようと思ってベランダに出ると雲に隠れてたまにしか見えず雲が流れていくのを待っていると暗くて雲と雲の狭間が見えず急に月が出てきたり雲に隠れていったりしていました。 月が出てくるのを待っていると隠れている月が綺麗にも見えたし雲の境界が見えないのが心地よく思えました。日本人特有なんでしょうか、十二単も幾重にも重ねて着るているのに、下の方はせっかくの色が

      • 海派、川派

        最近、川派になりました。 川は汚くも綺麗にも見えます。 海よりもいろんなことが映るように感じます。 小さな魚が群れをなして泳いでいたり冬にはどこからか渡り鳥がやってきてすぐにまたどこかに行ってしまいます。 雨の日は排水溝から水が勢いよく流れたり、台風の日は道に川の水が溢れて出して、なんか人の弱さを思います。 川を見ていると、側に人が住んでいるからか生活を感じます。ゴミもたくさん浮いているし、なんか下水みたいな臭い匂いがします。 海は大きすぎてすごいっていう思いしか抱けなくて、

      入沢康夫様の詩  初版