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中標津-星林 1990年夏の甲子園2回戦

北海道中標津(なかしべつ)町は、北海道の北東部にある町。北海道民以外にはなじみが薄いかもしれませんが、釧路市の北東、根室市の北西、網走市の南東、知床の南西に位置すると書けば、少しはイメージできるでしょうか。
中標津高校は2023年夏の甲子園終了時点で、最東端の甲子園出場校として知られました。これより東にある高校は、別海や根室などごく少数に限られます。
2024年センバツに別海が出場したことで、34年ぶりに記録が更新されました。

1990年夏の甲子園出場時の人口が21,900人、2022年には22,700人ほどですが、人より牛が多い酪農の町として有名です。ただし道東方面は、同じく「人より牛が多い」と称される町村がほかにもいくつかあります。

中標津高校は毎年部員が少なく、この年もわずか19名。今なら21世紀枠として注目を集めそうな高校ですが、実力で聖地への切符をつかみ取りました。

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