【藍葉先生が解説!】北里大学医学部 化学 2023年度 大問3
解説動画はこちら!
□大問3 講評
【分野】理論化学
単元は理論化学から「気体」について出題をされていました。多くの受験生が苦手としている単元ですよね。動画内でも話をしていますが、気体の単元でも「ファンデルワールスの状態方程式」が出題されており、それを理由に手をつけなかった受験生もいたのではないでしょうか?でも安心してください!!実際にファンデルワールスの状態方程式を使っている問題は1問しか出題をされておらず、ちゃんと問題文を読めば解ける内容となっていました。化学はどんな問題でもちゃんと読めば解ける、ということを動画内でも伝えているので、どのように読み進めれば良かったのか、プロはどうしているのか知りたい方は動画を参考にしてください。
試験時間は理科で100分と問題数の割に時間が少ないのも特徴なので、目標としては10分で解答できるようにしていきましょう。計算問題は問2のみとなっているので、ここで計算スピードを上げて思考問題である問1、3、4に時間をどれだけかけられたのかが重要になってきます。
【攻略のポイント】
問1(ファンデルワールスの状態方程式)
問題文に書かれている条件を読み落とさずに誘導に乗れるかどうかがポイント。あとは「定数」が何なのか、そこから得られる関数がどのようになるのかを一般化して考えることができれば解くことが出来ます。
問2(水の臨界点の圧縮率因子を求める:計算問題)
理想気体の状態方程式から式変形をして与えられている値を代入できていたかどうかがポイント。式変形さえ間違えなければあとは代入して計算をするだけなので、ここは得点したい問題。計算はこれといった工夫が出来ずに時間はかかってしまいますが、それでも2分以内で答えを出したい問題となっています。
問3(グラフを選択する問題)
ここは甘くみてしまうと落としてしまう問題。グラフの問題の時に具体化をして考えることが出来たかどうかがポイント。2択まではいって欲しいが、時間や気体の問題に苦手意識を持っている受験生であれば失点しても仕方ない問題。
問4(グラフを選択する問題)
問3同様にグラフを選択する問題。考え方も問3と同様に具体化して数値を代入していきながら考えることが出来たかどうかがポイント。蒸気圧が関わって来る時にどのように普段から考えているのか、基本的な概念から攻めることが出来れば得点できる問題。
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