【7.7】ホールネス(全体性)獲得にむけたアイデア(Some ideas: wholeness)

※ティール組織の著者Frederic Laloux によるINSIGHTS FOR THE JOURNEYの日本語訳の個人的なメモを公開しています。
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■元のURL
https://thejourney.reinventingorganizations.com/77.html

■翻訳メモ
あなたの冒険が素晴らしいものになりますようにお祈りをささげながら、今回は始めていきたいと思います。さらには、組織の中のあなたのいる場所に「ホールネス」がもたらされ、メンバーの持ち味がよりはっきりと先鋭化することを願っています。いずれにしても、「セルフマネジメント」「ホールネス」「存在目的」、これら3つのブレークスルーを、組織の一部に根付かせるのが最も理にかなった方法です。そして、もし、あなたの部署と組織内のそれ以外のセクションとの交流があまりないとしたら、あらゆる観点でもってしても、このビデオシリーズのセクションⅤ、つまり「ホールネス」について語ったパートを組織全体でシェアしてもらうに越したことはありません。特に、その「ホールネス」のところは、シニア・リーダーに見てもらうことを意識して作っています。

あなたが社内の他部署ではなく、あなたのチームの中だけに広めようとしているのだとして、私が贈ることのできる唯一の具体的なアドバイスは、普段の会話で使う言葉を大事にしてもらいたいということです。難解なことば、奇妙な言葉は避けるということを極端なくらいに意識して取り組みます。「ホールネス」が担保されるようになるには、仕事に直接的に関係しないことも含めて、感情面の交流が不可欠です。あなたのすべての行動は、あなたのチームの全員とそれ以外の外の世界に向かっても、完全に「潔白」で「明確」でなければなりません。ですので、メンバーがあなたの行動を気にかけだしたり、奇妙と感じている気配を感じたりしたら、あなたの行動原理を明確にするためのミーティングを持つべきです。それによって「ホールネス」は促進されます。しかし、その話し合いの場で、あなたは、チームの原則を「生産性」に求めてはなりません。まして、何かの原因を他人のせいにするなどあってはならないことです。真実の言葉は、本心を語っても大丈夫だという安心感なしに、メンバーの口から発せられることはないでしょう。メンバーが自分の考えを述べる際は、それがどんな内容であっても、その行為は間違いでないと、あらかじめ周知しておきます。もしそこに、「正解」という高い壁を築いてしまったら、彼らは、新しいアイデアを語らなくなるでしょう。これらのことは今さら述べるまでもないことばかりだったと思います。

最初に戻りますが、私は、あなたの冒険が素晴らしいものになることを祈っています。また、あなたが、多くのことを携えてきた人、そしてそれらを実行に移した人であると組織内で見られるようになってもらいたいと思っています。さらに、その見られ方が確固たるものとなり、あなたの行為に尊敬のまなざしが集まり、そして、他の人たちがあなたの模倣を始める、是非こうなってもらいたいと願っています。

■お願い
動画の最後にもあるとおり、この取り組みはすべてギフトエコノミーによって成り立っています。
この取り組みを支援されたい方は、以下のリンクからLalouxへのご支援をお願い致します。
https://thejourney.reinventingorganizations.com/in-the-gift.html

■翻訳メモの全体の目次
https://note.mu/enflow/n/n51b86f9d3e39?magazine_key=m3eeb37d63ed1

最後まで読んでいただいて、どうもありがとうございました。