ブルーベリーの栽培方式、地植えかポットか?
福井県北部の山あいにある伊自良の里で、5年後の開業を目指して準備中の「伊自良*森のベリーパーク*」です。
雑草だらけだった荒地を整地して、現在はそこにバーク材を敷き詰める作業を少しずつ進めています。作業完了後は、ブルーベリーのポットを並べる予定です。
ブルーベリーは地植えでもポット植えでも栽培可能なので、当初は地植え栽培エリアとポット栽培エリアに分けて、両方やるつもりでした。
ブルーベリーは地植えにするとのびのび育って木が大きくなるので実の収穫量が多くなります。また、植え替えや水やりなどの手間もあまりかかりません。
一方のポット植えは、根詰まりが起こりやすく植え替えや水やりなどの手間がかかる上、地植えほど木が大きくならず収穫量が少ないというデメリットがあります。しかし、管理しやすいため地植えに比べて味にばらつきが出にくく、全体的に甘くておいしい実になりやすいです。
要するに一長一短ですね。
だから、どちらかだけではなく両方やろうと思っていました。また、ポット植えなら養液栽培もやりたいな…など、いろいろと考えていたのですが、この伊自良の里という場所の問題もあり、ポット植えオンリーでやることにしました。
伊自良の里ならではの問題というのが、前回も少し出てきた史跡の問題です。
ブルーベリー畑にしようとしている土地は、鎌倉時代から江戸時代までこの地を治めた豪族、伊自良氏の館跡地。
整地作業では土の上のほうを鋤取るだけだったので史跡には影響がありませんでしたが、そこにブルーベリーの苗を植えるとなると深く穴を掘ることになり、史跡に影響を与えてしまうのです。
とはいえ、ポット植えのデメリットである手間の部分は、養液栽培なら解決できて、さらに品質や収穫量を安定させることにもつながると考えています。
まだまだやることも考えることも盛りだくさんな開業準備。
またこれから少しずつご報告していきます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?