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妖精大図鑑のダンスの話

妖精大図鑑という団体に所属しています。

「で、妖精大図鑑ってのは一体全体どんな団体なのさ?」って?
これがいっつもスッと答えられない。
主に舞台作品を作る創作ユニット…などと説明してみたりするけれど、
つまり劇団なの?ダンスカンパニーなの?となりがち。

歌ったり踊ったり喋ったり組体操をしたり紙芝居をしたり。
パペットを出してみたり、影絵をやってみたり。
映像を流したり、ゲームコーナーをやってみたり。
その時々でやってみたいシーンを組み合わせて、舞台作品を作る団体…?
はてさて、これで伝わりますでしょうか…?
百聞は一見にしかず。
とはいえ自分たちのことぐらい説明できてくれよな…

見た人は
「楽しいんだけど…これが何なのかと聞かれると妖精大図鑑としか言えない…」
と言い、皆一様に頭の上に疑問符を浮かべながら帰っていく…
あれ、何だったのかな?
怪奇現象みたいだなって、最近は思っています。

劇団っていうのは違うような…
でもダンスカンパニーって言ったらそれはそれで詐欺な気がする。
ううむ…

というのも、妖精大図鑑の本メンバーは3人。
その中で踊れるぞ〜〜〜っていうのは振付家の永野だけだからである。
飯塚はやいのやいの言ってるだけだし、
鈴木は踊ろうとして転んで負傷したりする。
ゲストキャストが踊ってくれているので、
「踊る団体」と思われがちだけど、よく考えるとあれ?ってなる。

ダンスシーンを取り扱う団体にいるものの、
自分はダンスのこと別に良くは分かってない。
ダンスって不思議ですよねぇ
愉快だし、あるだけでワッと盛り上がり、
言葉にするよりも切実になにがしかが伝わったりもする。
もう喋んなくていいんじゃない?!
ダンスだけでいいんじゃないの?!
とやけっぱちになる日もあります。
だって勝てないじゃん…あれには…
魔法みたいやん…

とは言ったものの、あれが魔法でないのは分かっているんです。
さらっと踊ってらっしゃるように見えるから、
「いいなぁ〜できる人は〜」
って気持ちになるけれど、
上手に踊れる人ってそれまで練習してるからできてるんですよね。
(あったりめぇだ)
毎週とか毎日とか、それを何年も続けて、で、出来てる。
経験値がないとピンとこないので、なんか魔法みたいに見える。
絵を描く人も、料理する人もそう。
それまで積んできた経験値と努力があの魔法の正体なわけです。

素敵な魔法、もしくは技術。
ダンスシーンってすっごく見てて楽しいのに、
公演の短い期間しかこの世に顕現しないの勿体無いな…
と妖精たちが言ったとか言わないとかで、
妖精大図鑑のダンスシーンにフォーカスを当てた、
Youtubeチャンネルが開設されました。
ダンスだけでもいいので、是非妖精大図鑑という怪奇現象をご覧ください。
そしてよければ、いつの日か舞台も是非ご覧ください。
生で見る怪奇現象はやっぱり一味違うはずなので。



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