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中村哲氏の「タリバンはいい人」論再考
タリバンのアフガン制圧以来、日本のメディアや専門家は「タリバンは以前とは変わった」「タリバンは結構いい人なんだ」と主張し続けています。
そのためかそのせいか、私のツイッターのTLにも、「お前はタリバンを悪者と決めつけているが、それは間違えだ!中村哲氏のありがたいお言葉を読め!」とたくさんの人からの書き込みがありました。
それらの書き込みの多くが、この記事を添付していました。
なるほどなるほど、一般の人たちの「タリバンいい人」論を支えているのは、どうやら2001年10月に公開されたこれのようです。
ということで、ちょっと読んでみました。
…が、これはかなりひどいトンデモ論ですね。
たとえば中村哲氏は次のように述べています。
北部同盟はカブールでタリバン以前に乱暴狼藉を働いたのに、今は正式の政権のように扱われている。彼らが自由や民主主義と言うのは、普通のアフガン市民から見るとちゃんちゃらおかしい。
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