見出し画像

【顧客管理システム構築】5.設計その1

長い要件定義が終わり、設計に入っていきます。

システム開発で設計は、基本設計、詳細設計という形に設計の粒度によって分かれるのが一般的ですが、今回は3日間で顧客管理システムを作るぞ!という目的の元行っているので必要最低限だけやっていきます。

1.現状の業務理解
2.課題の特定
3.ソリューションの提案
4.要件定義
5.設計←今回
6.構築
7.試験
8.リリース
9.残課題の整理
10.運用

また、前提として「まぁすぐに細かいところはアップデートされるよね」というのがあります。

どんな設計書が今回は役に立ちそうか

設計書の目的っていくつかあると思います。

例えば…
・要件に紐づいて設計されているか確認するため
・開発の指示書とするため
・テスト項目の参考資料にするため
・引継ぎ資料として使うため

規模の大きい案件だともっと観点はたくさんあります。
ただ、日常的に実施する業務ハックの規模で言えば、設計思想がわかる要件定義書があれば十分でした。(数千万の大型案件とかは別です)
設定書は指示書であり、自分が構築するなら不要だし、あとで自分が見るなら実際の設定を見ればいいし…

設計書の目次

ひとり情シスとか、ひとりで業務ハックする規模だったら、要件定義を深める形にすると良いと思います。

規模が大きい場合や、しっかり工数を取れるなら以下の記事のような設計書を書けると良いとおもいます。

ということで要件と設計内容がブレない程度に、要件定義書に加筆していきます。特に使うシステムに応じた言葉などに書き換えていきます。

データモデル設計

要件定義で作ったものを今回使うシステムのSalesforceに置き換えます。
非営利団体向けのNPSPパッケージなどもありますが、今回は通常のSales Cloudを使います。

Salesforceは「リード→取引の開始→商談の管理」というのが主な流れになります。
私は、フローを考えながら、まずデータがどのように格納されていくか考えます。Salesforceの主な流れに、要件定義で考えたER図を加筆し、足りない部分を新しいオブジェクトとして定義していきました。

画像1

これをもとに、ER図として項目も追記していきます。
ここで気になったポイントはコメントとしてメモしてあります。

画像2

長くなりそうなので、今回はここまで。
次回はビジネスプロセスモデルの作成になります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?