組織のフェーズチェンジを起こせ~NPOの管理会計を業務ハック 3/3
こんにんちは、岩澤です。
先日「NPOの管理会計を業務ハック」と題して、久々にNPO業務ハック勉強会を開催しました。
初回はライトニングトーク(以下LT)について、2つ目はパネルディスカッションの内容について記事にしました。
今回は最後のグループディスカッションについて記載していこうと思います。グループディスカッションでは、各団体の悩みや、ここまで話した内容からどのようにしていくのが良いか?という点について話しました。
実際難しいよね。
ここまでLTで2つの団体の管理会計の方法を話、その後パネルディスカッションにて理想や、そこの課題感などを話してきましたが、では実際に各団体でやろうとすると、色々な壁にぶつかるよねという話が出ていました。
そもそもこういう勉強会の機会がすく少なすぎる、特に東京近郊意外だとほとんどなかったという意見がありました。
そのため、ナレッジが回っていないことがひとつの課題としてありました。
そして、ナレッジが回ったとしても、二つ目の大きな課題が出てきました。
誰が管理会計を設計するのか、どうやって実装するのか。
しかもリソースには限りがあります。
ここについては向き合わないといけないと思いますし、勉強会をやって終わりにするのではなく、出口戦略を作っておくのもセットで考えておかないとなーと頭を悩ませています。
組織のフェーズチェンジを起こせ
もう一方のグループでは、組織として大きくなるためのフェーズチェンジをどう起こしていくのか?というのが話題に上がりました。
意図していたかどうかはおいておいて、組織が大きくなるためには予算作成、プロジェクト管理は事業責任者がやるような仕組みになっていました。
上記をETIC.では次の世代に引き継ぐために意図的に「小さいプロジェクトの管理を若い世代に任せる」挑戦をしているようです。
特にプレイングを中心にやりたい層が多い中で、どうやって管理(マネジメント)を考えてもらうかは乗り越えるべき課題と捉えていました。
また、解決したい社会課題によって、規模を大きくする必要がない場合もあると思いますが、もし規模を大きくする必要があれば考えてみてください。
まとめ
最後は当然予想していましたが、実行難易度について問いただされることになりました。このあたり個人では限界があるので、興味がある方はぜひ一緒に解決していけたらと思いますので、ご連絡ください。
各団体が抱える社会課題がより早く解決されるよう、財務のナレッジも引き続き勉強会で取り扱っていこうと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします!
おまけ~懇親会で生まれる価値~
2時間という濃密な時間でLT、パネルディスカッション、グループディスカッションをやってきたわけですが、そのあとに実施した懇親会で面白い成果がありました。
全然管理会計と関係ない話が出たのですが、まさか懇親会の参加者も気になっていたトピックということでそのまま話題に上げました。
ちなみに、耳だけ参加されてた方からのチャットの一文も良いフォローになりました。
たぶんひとつのことをやっている人って少なくて、経理だけではなく情シス、代表、人事労務、現場など複数のことをやっている人が多いんだと思います。
だからこそ、どういう話題でも相談出来る場があるのかと。
前回の勉強会でもふとしたことから事務所からの移設の悩み相談があったりと、この勉強会のひとつの価値なのかなと感じておりますし、開催し続けて一番うれしく感じた瞬間でした。
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