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FE166NV、FE206NVの無垢材採用へ向けて

最近は、レコードプレーヤーの作成にハマっていて、真空管アンプや、スピーカーへの愛情が少し足らなかったと反省するこの頃。

でも、レコードプレーヤーの作成は、思ったより上手く進んでいないので、まだまだ、学ぶことが沢山あり、そこへ我が気持ちを注ぎ込んでいる。

そんな事の合間に、気持ちを少し変える意味で、いつも聴いていた、FE126NV+無垢材のバックロードホーンスピーカーから、FE166NV+シナ合板のバックロードホーンスピーカーへ切り替えて聴いてみたところ、何か新鮮な響きを覚えた。

木工家として、無垢の木を使ったスピーカーの音色が気に入り、FE103NV、FE126NV で無垢のバックロードホーンがソリッド感があり気に入っていた。なので、口径は小さいが、10㎝、12㎝でもソリッドな低音に満たされて日々それに慣れていた。

FE166NVに替えてみると、コーンの口径が大きいだけあって、やはり余裕があり、より音の広がりを感じるようである。そこで、ムクムクとわき上がってきた思いは、この合板のエンクロージャーを無垢に変えてやろうという野心である。FE166NV、そして、できればFE206NVも合板から、ブナの無垢材に替えてみたい気持ちになってきた。

問題は、重さである。合板の時は、老体に鞭打って辛うじて自身で持ち上げることができたのだが、無垢になるとその重さが半端ではなくなる。
FE166NVに関しては、Fostexの設計図によると奧行は400㎜でFE126NVと同じなので、横幅が広がる分の重さが増える、FE206NVに至っては、奥行が450㎜で、更に横幅が300㎜を優に超えてくる。一人で運べるだろうか?という不安がある。

そして、もう一つ無垢にすることによる課題は、木の動きである。無垢は、必ず乾燥による収縮、割れ、反りが起きる度合いが大きい。大きくなればその動きも大きい。家具と違い密閉性が問われるので、その辺が難しいところである。

いずれにしても、次にスピーカーへ思いを具現化するときは、この2台のバックロードホーンの無垢エンクロージャー化であろう。そんなことを考えながら、レコードプレーヤーのDCモーター制御に四苦八苦している合間のひと時を、新たな夢で温めているのである。