見出し画像

今朝は、ビバルディで始まる。

曇り空の朝、手に取った一枚のクラシックレコードは、ビバルディのConcertos for bassoon and strings(IMUSICI)。英語で、Netherlandsで制作されたと書いてある。bassoonは、Klaus Thunemannという人のようで、ざっと見ると、1970年にbassoonで賞を受けているようである。
ジャケットの隅の方に目をやっても、録音作成日は見当たらない。Wikipediaでは、78年ぐらいまで、IMUSICIなどと積極的なコラボをしていたそうなので、このアルバムは、70年代に作られたのが想像できる。とすると、少なくとも40年以上前の録音になるわけだ。いつも思うのは、レコードとは、まさに、その時の記録であり、演奏者の演奏、観客の反応、ホールの響き、拍手、咳払い、ジャズのライブでれば、グラスが響き合う中での人々の会話までも、そのまま残っている。それを、自分が今そうしようと思えば、その時のその場を音を通して再現することが出来ると言うことだ。考え方によれば、まさにこれは、タイムマシンによるタイムスリップを体現していると言っても過言ではないように思う。残念ながら、バックトゥザフューチャーのように、その過去を変えることだけはできないが。
そんな事を考えながら、今日は自作の6BQ5シングルアンプで聴いている。やっぱり今日もいい音だと、思いながら聴いている。

いい音オヤジは、今日もレコードと真空管アンプの音色を聴きながら一日の始まりを楽しんでいるのです。では、また!