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とにかく負帰還を試してみる

以前から真空管アンプの負帰還(NFB)を勉強しているのだけれど、やはり、数学、算数があまり得意ではない私には、かなりハードルが高くて思うように理解ができない。

負帰還を入れた時の利得計算とか、原理はさておき、とにかく、負帰還(オーバーオール)の構成要素である抵抗値(RkとRnfb)の決め方だけ、簡単にわかる方法がないだろうか?と思っている。

ミニワッターを作る私にとって、ダンピングファクター(DF)の改善が目の前の課題であって、それをクリアするには、少量の負帰還でDF値を1以上にするための、それらの抵抗値の値が知りたい。

仕方がないので、意味もわからず、とりあえず、ペルケさんなどの参考書で使用されている抵抗値を参考にさせてもらう。
それ以外の作成例など色々読んでいると、大体Rk:Rnfb=1:10辺りが無難な感じに読める。

と言う事で、Rkに51Ω、100Ω辺り、Rnfbに560Ωを入れて試してみた。

結果、それほどの大きな負帰還ではないのだろう、音質が平板になったり悪くなる事はなく、それでもって、聴感的に低音の締まりが少し改善されたように感じている。(気のせいかもしれないが、、、)
これは、12BH7A、6FQ7、2台の真空管シングルアンプで試したのだけれど、いずれも同様に感じている。

6FQ7の直流点火シングルアンプでは、DF値が1から1.5に上がった事を確認できた。(ON-OFF法)

という事で、ダンピングファクターの改善を図るために、やむおえずNFBをかける事は良しとする事とした。