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レコード盤の傷、汚れ、埃

この話題は、いい音で聴こうとするときの自分の中の究極のテーマ。だから何度も同じ事を書いてしまう。

もちろん、レコード盤は永年使用していると少しづつ傷がつくので、プチプチ音が嫌だったら、CDとかほかの媒体を選べばいい。
それでも、このプチプチが入ってもやはりレコード盤を回したい。

そんな思いの中で、少しでも雑音を減らしたいし、埃による歪んだ音は回避したい。と言いながら、おおざっぱで面倒くさがりな私は、プチプチが目立ったり、音が歪んだりするのを嫌って絶えずレコード盤をクリーナーで磨き上げるようなことはしない。

この矛盾を抱えながら、いつもレコードを回している。

それで、少しぐらいならプチプチは放っておくことにしている。不思議なもので、放っておいて、何回も聴いているうちにそのプチプチがだんだん消えてくる。レコードの針が溝を舐めて埃を掘り出してくれるようだ。なので、針先にだんだん埃が溜まってくる。すると、音が歪んでくるので、液体針クリーナーでゴシゴシと針を左右から掃除する。すると、また、その針は見違えたように良い音を奏でてくれる。

時たま、ブチッと大きな音が一か所で起きることがある。一回転して同じところで連続してブチッとなるようであれば傷の可能性が高いのであきらめる。が、一回だけブチッとなってそのあと何もなかったように演奏し続けるときは、そのブチッは、塵、埃のつまりであると断定して、徹底的にそこの部分だけクリーニングする。その時に、レコクリンなる液体を数滴盤に垂らして、カミさんの化粧用パフや、レコードクリーナング用専用ペーパーなどで、こするように溝に詰まっている埃、塵を取り出す。
結構な割合で詰まっていた埃、塵をとる事ができ、ブチッという音がなくなる。

こんな粗い手入れの方法だけれど、続けているうちに、初めの頃よりもどの盤を回しても、良い音で鳴ってくれるようになった気がする。

レコード盤というものは、結構丈夫にできているなぁ。レコードの針のダイヤモンドも、なかなかすり減らないものだなぁ。なんて、結構納得している。

でも、そう思っているのは自分だけで、世の中のレコードマニアの方々は、きっともっと大事にレコード盤や針を扱い、聴く前には、こまめに丁寧にクリーニングしてあげているのだろうなぁ、と察している。

私流なので真似しないでねぇ。