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2021.6.10 必要とぜいたくの間

▼緊急事態宣言が日常になってきた。(日本語が崩壊してますが…)

時短要請されている飲食店や、客数制限のある施設などは「早く解除してほしい」のかもしれない。そこで働いているスタッフ(非正規労働者)もだろう。

でも、テレワークができるような、コロナで給料も下がらないし生活も困らない「上級国民」(とあえて言わせていただきます)は、別にたぶん困っていない。行こうと思えば別に旅行にも行ける。宿も、あいて(開いて/空いて)いるでしょう。

地元愛知に住む高齢の伯母から「(あなたは東京という危険な場所に住んでいるから)自粛してね」とメッセージが来るのだが、いやいや愛知もヤバいのでは?と思う。もちろん伯母に他意はない。伯母は基礎疾患があるからバッチリ自粛している。伯母に対面で会ったのはいつだろう。次会えるのはいつだろう。

なにもかもが分断の引き金になる。外出もワクチンも五輪も。


▼「豪奢品(ごうしゃひん:ぜいたく品のこと)の売り場は休業してほしい」という都と、百貨店の攻防戦について、1つ実感したことがあった。

別に考察とかは何もなく、単なるエピソードトークです。

▼もうすぐ土日の職場で大変お世話になった方が退職される。アルバイトのOJTも、緊急事態宣言で大混乱だった時の上との交渉も、何もかもやってくれていた、バイトリーダーみたいな人だ。あまりに偉大な存在だったため、3か月以上も前から、その人に依存しなくていいよう業務を見直し、入念に引継ぎを行っている。私も大変お世話になったし、その人と働くのがとても楽しかったので、個人的に退職のプレゼントを買いに、デパートに行った。デパートに行くとウキウキした。オシャレな日傘、スカーフ、財布や、海外ブランドの化粧品が並んでいた。高くて買えないわとかそんなことはどうでもよい!! 「ちょっとしたぜいたく品」がそこにある・・・それだけでなんだかウキウキするのです。その人をイメージして大判のハンカチを買った。プレゼント包装にしてもらった。デパートの売り子さんが普段より嬉しそうに丁寧に会計してくれた▼


・・・気分よくデパートを出てふと思った。

「これは、不要不急の買い物になるのか?」

否。

断じて否である。

「不要不急でない」ことを、世界(世間)に対して常に証明できるように身構えるこの頃。

「食べ物さえあれば人間は生きていける」

それはそうだけど、そうじゃないんだよな。震災の後も思ったけどさ。そうじゃないのよーーー。人間的な生活とは。

ともあれ、デパートが開いててほんとに良かった、助かったと・・・人生で初めて強く思いました。

お礼の手紙も書いた。みんなで寄せ書きも作る予定だ。明るく送り出したい。



これからも書き(描き)続けます。見守ってくださいm(__)m