目指せ「あしながおねえさん」(2020.12.3)
「あしなが育英会」のニュースを見た。
壮絶だった・・・・・・コロナで、ひとり親家庭の子どもが
進学をあきらめようかと思っていたり
食べるものにも事欠いてる・・・
という報道を読むと、「なぜ?!」と悲しくなる。
親が亡くなることも
ひとり親家庭なのも
コロナも
子どもには何の関係も責任もない。
▼WEB記事
(東京新聞 2020/11/30)
https://www.tokyo-np.co.jp/amp/article/71500
(ビジネスインサイダー)
https://www.businessinsider.jp/post-225096
▼日本はこんなに「豊か」なのに
コンビニやスーパーには食べ物が溢れていて、
テレビや雑誌には、おいしいもの紹介が溢れていて。
高級店の一流シェフを紹介するドキュメンタリー見てると、
お店には妙齢の男女が溢れている。
最高の食材、最高の技術と情熱で調理された一皿を味わう人々。
時にそのコースの値段が、シングル親家庭の一か月分の食費と同じ・・・
なんていうことは、ないのだろうか・・・。
(料理の道を追求することや贅沢自体は、全く否定しません。
そういうお店が必要な人もいるでしょう)
私の場合、
ほんと、たまたま・偶然だけど
今の仕事先はコロナとあまり関係なくて
私は貯金をちょっとずつ取り崩しつつ
それでも生きていられる。
家がある。
食べ物も買える。
こんなバイト生活でも
あと半年くらいはどうにか
なんとかなる。
なんといっても、私1人だけ!
これは身軽だ。
とにかく「子どもがごはんを食べられない」というのが辛すぎる。戦争中みたいにまったく食べ物がないわけではなく、すぐそこに溢れているのに買えない・食べられなかったら、もっと辛いのではないのだろうか・・・。
▼あしながおじさん
あしなが育英会は
親が亡くなった子どもたちの進学を
貸与+給付の「奨学金」で支える団体です。
ウェブスターの小説『あしながおじさん』からとったのかな。
このアメリカの小説は、
孤児の女の子ジュディが、
匿名の”あしながおじさま”の寄付で
名門女学校の寄宿舎に入り、仲良し3人組を作って、さまざまな経験をする・・・という物語。
ジュディが寄付のお礼(条件だったかも)に、あしながおじさまに書いている手紙・・・というテイの書簡体小説。
その女学院がまあ・・・乙女の夢が満載で
(百合とかそういうことじゃないよ!!)
文学少女ならみんな憧れると思う。
私の場合、
私7歳・弟5歳の時に父が病気で亡くなった。
でも、たまたま
父が(福利厚生がしっかりしている)いい会社に勤めていて
生命保険もかけていてくれた。
私は大学を卒業するまで、お金を理由に何かをあきらめたことがない。
大学に行かせてもらって(行けて)本当に良かったと思ってます。
それでお前は大学出て何やってんのーというツッコミは・・・とりあえず自立して生活してるのでそこは勘弁してほしい。
で、何で私が子どもたちの「大学進学」にこだわるかというと・・・。
▼友達・学歴・教育
まず、きっと生涯の友人となるだろう人たちと
大学で知り合うことができました。
今でも連絡を取り合っているし、
たくさんの刺激と示唆と優しさをもらっています。
ただ感謝。この人生に彼らがいなかったら、とっくの昔に人生から逃げ出していただろう。
次に学歴。良し悪しは別として、日本はまだまだ学歴も有効カードの1つ・・・(だいぶそれだけではなくなってきましたが)。
進路ややりたいことが「今は特にない」人こそ、
とりあえず持っておいたほうがいいカードでもあると思う。
転職のたびに何度でも切れる。私も本当にこれに助けられた。(もちろん、入社後は持ち場で頑張らないとダメだけど)
そしてもちろん、大学での学び。
本流の専攻じゃない「パンキョウ(一般教養)」も
後で活きて来たりする。
専攻(法学部)の必須授業以外で思い出深いのは、
・PC操作の授業(Officeの基礎~時はISDN時代~)
・法医学(生々しい画像多数の人気講義)
・犯罪心理学(日本のヤクザについて熱く語ってくれた教授)
・太極拳(体育です)
・マクロ経済学(初級中の初級だけでも知っておくと役に立つ。でも最終的に落とした気が ←ダメじゃん…)
あたりでしょうか。
(もっと文学部的な授業もとっておけばよかった・・・。)
さらにさらに、授業だけじゃなくてサークル活動とか飲み会とか学生演劇とか(私は見る専門)、そういうもんも含めて4年間のモラトリアム、あってよかったと思う。
私の大学時代は基本的に黒歴史だけど(笑)それでも行って良かったと思う。
だから、もし、大学に行きたい子がいるなら、
お金では諦めてほしくない。
いわゆる難関大学に行くには、できれば塾にも通いたいし模試も受けたいでしょう。そのお金も必要だ。
それでその子が卒業後、
医者とか弁護士とか官僚とか研究者とかに
なってもいいし、ならなくてもいい!
できれば望む仕事について、それで元気で末永く過ごせれば充分だと思う。
(もちろん「早く社会に出たいから高校出たら働く」という選択肢も尊重します。あくまでその子が大学に行きたい場合、諦めてほしくないということ)
▼お金なんてラララ~さはさりながら。
お金なんて人間が作ったたかが道具じゃないか。
”そんなもん”で悲しい思いをしてほしくない。
と、私は「お金なんてラララ~」と基本的には思っている。
さはさりながら、お金がないとできないこともある。
私は幼少期~大学まで
ありとあらゆることを「書籍(新聞雑誌マンガ含む)」から学んだ。
本を読んでる時が一番生きている感じがした。
でも、私が本が読めたのは、
私が本が好きになったのは
そういう環境だったから、ということは大きいと思う。
もちろん、もともとの性質がインドア派で本が好きというのはあったにせよ、お金のことを気にせず、バイトせず、ゆっくり本が読めて、本好きな友達が多い「環境」だったから、そこを伸ばせたのだ。
もしこれがいつもいつもお金のことを気にしなければいけない家庭で育ったら。
親を恨んだかもしれない。
本も読めず心の安定も知らず苦しんでいたかもしれない。
ちょっとしたお金のために悪いことをしたかもしれない。
▼いつの日にか
今は、私もカネがない・・・。
自分の生活が成り立ってないのに人様どうこうはできぬ。
でもいつか
お金か
労働か
文章?か
うーん何か私の持ってるもので
「あしながおねえさん」になれるようになりたい。
正確には
「あしなが おねえさん」というより
「まるがお おねえさん」というか
「ぽちゃっと アラフォーさん」・・・ええい!!!
クレームは受け付けん!!
本家の「あしながおじさん」も匿名だし!!
私も”永遠のおねえさん”として。
いつか。
そして本当はそんな支援が要らないくらい
親が亡くなっても、ひとり親でも
すべての子ども、若い人が安心して暮らせる社会であればいいなと思う。
そのためにガンガン金を稼ぐという(前田裕二さんみたいな)方向には
私は行け(行か)ないと思うけど、個人のできる範囲で・・・!
☆補足1
私も、この記事も、あしなが育英会とは何の関係もありませんm(__)m
あくまで私の主観によるものですm(__)m
もしも「年末だし、なんかいいことしたいなー」って思ったら、下記サイトをちょっとのぞいてみてください。
あしなが育英会 サイト
https://www.ashinaga.org/
しんぐるまざあず・ふぉーらむ
https://www.single-mama.com/
Yahoo!募金(Tポイントでも1円から寄付できます!)
https://donation.yahoo.co.jp/
☆補足2
シングルファザー(父子家庭)も、各自治体で相談受付してると思います!!
ママもパパもつらかったらとにかく検索して相談してほしい!!!
使えるもんは全部使って、頼りまくってよい! そのために税金はある!
私たちきょうだいも名古屋市の施策(医療費免除など)で助けられました。