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2024.6 最近の学校のこと

#日本語学校 #日本語教師

梅雨の湿気にやられています…。「梅雨と夏の蒸し蒸しした湿気を、半分とっておいて、冬の乾燥に充填できないのか?!」と毎年思います。
今年は漢方を飲んでいます。。。ちょっとだけ楽です。
皆様もご自愛ください!


▼初級クラスの成長
最初、クラスの学生と話したとき「やばい、話が本当に通じない! 英語も通じない!」
どうなることかと思ったけれど、とにかくやる気があって 気づけば字を書くのも速くなって。
※日本語の文字に慣れるまで漢字を書かせず、全ひらがなで進めています

▼初級クラスの避難訓練
母国でやったことない学生ばかり。
「走るな!」どころか、「走らない」という文法もまだ習ってないクラス。。
専任の先生がわかりやすいパワポを作って下さり、全教員も真剣にやるよう(死にますよ!)伝え、その甲斐あって中級クラスより2分も早く避難完了!!!! (国によっては地震や津波のないところもあり、避難の考え方も異なります。全ての国が、日本のように小学生のときから机の下にもぐったり、ハンカチで口を押えて逃げる練習をしているわけではないんですね)

▼カタカナ語は日本語
communicationとコミュニケーションは別の言葉です。
日本語教師になって、現場で体感しています。
4文字(4拍)以上の言葉から急に難易度が上がるそうだ。
まずは静音の短いカタカナ語を正確に表記できるようになってほしい…。
サカー(サッカー)、コヒー(コーヒー)、レポト(レポート)。
このあたりの「あるある間違い」から直していきたい。

▼そもそもカタカナは難しい
カタカナがなかなか覚えられない子どもの生徒。
こんなときは好きな「メニュー」を読んで気分転換。
マクドナルド、バーガーキング、スターバックス、ピザ…などなど!
3種類文字がある日本語は変わった言語だなあと思います。。。
→その後、カタカナがひらがなより難しい理由が学術的に研究されて論文の形に上がったというニュースを見ました。
まだ消化できていませんがちゃんと理由があったのか…。

▼席替え
クラスの雰囲気がふんわり変わった。
教卓から見えなかった学生が見える位置に来て、
つるんでた仲間が解体されて、また新たなつるみができ(笑)
本当は、一人一人は素直な良い学生なんですよね(忘れがちですが…)。

▼6月6日は年のヘソ
「今日は年の真ん中だねー」と学生に言ったら
「6/15では?」と言われた。
うまく返せなかった……(:3 」∠)
(本当の真ん中の日は7/2だそうです)

▼日本文化体験
書道と茶道の先生に来ていただき、私も学生と一緒に体験。
私は茶道クラスで、初めて間近でお点前を見ました。
学生が初めて点(た)ててくれたお茶も美味しかった。
自分たちで見て色々感じ取ってくれたみたい。本物はやはり違う。
私たちがなんのかんの言うより、本物を体験したほうが得るものは大きい。
言葉でなく態度で伝わってくる。
私もともにいい体験をさせていただいた。
感謝。一期一会(←これも茶道の言葉)。

▼イード
Eid mubaraku!(イード・ムバラク)
バングラデシュの(イスラム教の)お祭り、イード(犠牲祭)。
バングラ男子が民族衣装で来てくれた。美しい服!
同じクラスのネパール女子が「ハンサム!」。
日本語教師は各国の祭りに詳しくなっていく(笑)
イードのときは、みんなにごはんを振る舞うのが文化らしく、
バングラの牛骨カレーとチャパティを作ってくれた学生もいた。
バングラ料理初めて食べたかも! ちょっと辛いけどかなり美味しい!!(ネパールとはまた違う味)
うちのクラスでは、全員にコーラとおやつを買ってくれた学生がいました。
学生は「あけましておめでとう」と言った後で「あれ?」という顔をしていました。
私も「お正月の挨拶だな」と思ったんですが、「断食あけましておめでとう」ですね。だから合ってた!
「イード ムバラク」。来年はちゃんと私も言えるようにしよう。

▼選択問題
「遅刻(   )と怒られた。」
答えは「するな(禁止形)」なのだが、
「しな」を選択した学生がちらほら…。
「遅刻しな!」
どういう状況なんだ…。(たぶん、「しろ」と「するな」がごっちゃになっている)

▼闇
なぜ日本語学校は、新任の(※1度もクラス担任をやったことない)先生に「初級」のクラスを任せるのでしょう。。
初級クラスは日本語が通じない中で日常生活や進路について込み入った話を聞かなければならない(場合によっては通訳をつける)。でもとても大事な時期。何事もはじめが肝心だから。
若い人生経験も少ない先生たちが非常に苦労され、苦労の結果少し間違った方向に進みつつあるような気がしてならない…(非常勤の立場でさしでがましいですが)

▼ミャンマーに行ってみたい!!
ミャンマーの学生に「ミャンマー行ってもいいですか…?」って聞いたら、「…(今は)よくないでーす」。
皆のほうが絶対、「いつでも行ける国」になってほしいと思っているのだ。
平和に、そしてミャンマー国民の望む国になってほしい。

▼7/7はJLPT
(留学生にとって重要な日本語試験JLPT)
この時期に各クラスで発生する「JLPTの受験票 届かない/なくした」ですが、対処法がそれぞれあるそうなので学生には「諦めるな」とお伝えください。
なお、JLPTマイページのIDとパスワード忘れた、も多発します。。
なんとかなる! あきらめないで!

▼来期は・・・
非常勤日本語教師は、半年ごとに、生き方を考える機会に迫られ、恵まれる。
ほとんどの 日本語学校 は、前期(4-9月)後期(10-3月)という半年ごとの時間軸で動いています。
そして非常勤は半年ごとの契約であることが多い。
さて、来期は・・・。

▼(おまけ)年金の申請はマイナンバーカードで
(学生のではなく、自分の)年金の減額申請、1歩も役所に行かず郵送もせず、2週間くらいで審査いただき、通りました。
週16コマ、夏休み冬休みは無給…となると、、、年金も住民税も厳しいです。。
状況整ったらもう少し働かねばなぁ。
(定額減税もされていたのですが、このご時世に4万円、ありがたみも薄い…自治体の職員さんには感謝です)


これからも書き(描き)続けます。見守ってくださいm(__)m