見出し画像

お金はどこへ消えた?(2020.5.14)

今日は短く。

過日、知人からコロナ禍でみんな生活が苦しくなっていることについて、「今、補償してもらえても、後の増税につながるだけでは」と言われた。
「みんな、補償しろって言ってるけど、それわかって言ってるのかなあ」と。

みんな「補償(お金)くれ」と言っている。私ももちろん言っている。

そして国は、未来の我々もしくは次世代に借金をして、その費用を捻出する。

これがなんだかよくわからない。

お金は今すぐになきゃ困る。みんな困っている。
でもそのために、未来の自分たちから借金する。

それなら債権を全部「ご破算」にすればいい??
ダメか。それも一緒か。

・・・すいません、お金は、どこに消えちゃったんでしょうか?

だって、お金って、基本的には「決まった量(日銀が刷っていいと決めた量)」が、世間をぐるぐる回ってるだけですよね?

サラリーマンは会社からお給料をもらい
彼らが居酒屋で飲み会して給料からお金を払い
居酒屋はそこからアルバイトさんにお給料を払い
アルバイトさんはそこから大家さんに家賃を払い
大家さんはそこから木戸銭を払って落語を見る

・・・みたいに、ぐるぐる回ってるだけ。
お金が物理的に「滅失」することは、紙幣を焼くとかしない限り、原則ない。

じゃあ、コロナ前にいっぱいあったお金は、どこに行っちゃったんだろう?

なんで、「全員、お金がない」んだろう??

サラリーマンが会社からお給料をもらい
(会社が休業となり給料が6割に減らされた)
居酒屋で飲み会して給料からお金を払い
(飲み会ができないからお金を落とさない)
居酒屋はそこからアルバイトさんにお給料を払い
(営業できず給料も払えない)
アルバイトさんはそこから家賃を払い
(仕事がなくなり家賃が払えない)
大家さんはそこから木戸銭を払って落語を見る
(家賃がもらえないし、落語も今見に行けない)


んんん? 
最初の会社が払うべき「お金」は、
取引先からいただく代金とかだから、
取引先にあるのか?


コロナで仕事が止まったから、お金が発生しないけど
発生前のお金はどこかにはあるよね?
それはどこかで止まって(溜まって)ないのだろうか?

それとも「溶け」ちゃったんだろうか。
「あると思ってるお金」の中に、相当量の「幻の資産」みたいなものがあるってこと??
資産って、常に換金(現金化)されてるわけじゃなくて、見かけの資産というか
「1株=100円の株を100株持ってるんで1万円持ってるということにしよう」
みたいな金融資産は、株が暴落すれば価値はなくなる。。。

どこかでそれが起きて、
本当に「お金がなくなっちゃった」のかなあ。

あとは、仕事自体が発生しなくなって、
お金が流れなくなっちゃったからみんなお金がないってことか…。

だからといって、
未来の増税が怖いから、という理由で
今そこにある危機を見過ごすこともできないし。
まあ、お金(国債)刷るよね。。。

お金ってヘンだ。
食べるものは全員分あるのに、買える人と買えない人がいるなんて・・・


たぶん、私は、先史時代からの人類の「お金について」の道筋を自前でたどっています(笑)
お金の仕組み、イチから勉強中。資本主義とかマルクスとか。
とりあえず「資本論」のマンガはポチりました。

「はたらく・しごと」について考えると
「おかね」と「いきる」について考えることになる。

これが本当におもしろい。
おもしろいのだ!!!

アリとかサルは、自分以外の存在、「群れ(社会)」のために働いてるだろう。
でもほとんどの動物の「しごと」は、自分とその家族のための「食べ物の調達(狩りとか)」だろう。

植物は、はたらかなくていいな。
ごはんは光合成すればいい。
家事もしなくていい。
子孫づくり(妊娠出産=受粉)も自然にできる!
いいなー。その代わり動けないけど。。。


これをはたらいてない時に考えてる私も私だが、はたらいてない時にしかこんなこと考えらんないですよね。真面目な話。



この記事が参加している募集

これからも書き(描き)続けます。見守ってくださいm(__)m