見出し画像

チーズはどこへ消えた?


こんにちは!YUKINOです。
いつもはフランスや海外旅行といったトピックばかり扱っていますが、今回は自身の記録も兼ねた読書感想文?に挑戦してみたいと思います。

記念すべき一冊目はコチラ。

スペンサー・ジョンソン著
「チーズはどこに消えた?」

今更?という声が聞こえてきそうですが、気になっていたけど手をつけてなかった積読本の内の一冊です。

キャッチコピーは

「新生活に不安を感じているあなたへ」

ものすごく個人的な話ですが、最近ようやく就職活動に区切りがついたんです!笑
新しい環境への期待や、不安でいっぱいのタイミングだったのでこの本に惹かれたのだと思います。

帯に1時間で読める!と銘打ってあるほど、手軽な書物なので必要ないかと思いますが簡単に概要をご説明すると、

2匹のねずみと2人の小人が迷路の中、どこにあるかわからないチーズを探し求める、という寓話を通じてそこから得られる教訓を考察していく読み物です。(ザックリしすぎ)

このお話、かなり手軽に読めますが侮れない…
特にこのコロナ禍においてハッとさせられる文章や、心の底で本当はわかっているけど踏み出せていなかったことを後押ししてくれる言葉、考え方などがふんだんに詰まっていました。

物語の中で主人公の1人がいくつか格言を残しています。
その中でも私の琴線に触れた格言をいくつか列挙させてください。

①もし恐怖がなかったら何をするだろう?

この問いかけは、ハッとさせられるものがありました。世間体や周りの視線、常識、など現代生活を生きる私たちには様々なしがらみがあります。いわゆる”普通”の枠組みから外れてしまうのはとても勇気のいることですし、恐怖も付き纏います。わたしはいつも枠からはみ出ないようにする事が正しい事だと思っていましたし、今もまだその呪縛に囚われています。少しでもそこからはみ出るとはみ出てしまう自分をいつも責めていました。

でも、もし恐怖がなかったら?やりたいことを真っ直ぐに行動に移したい!
だって「遅れをとっても、何もしないよりいい」から。

恐怖や不安を生み出しているのは、周りや環境ではなく、自分自身。自分で勝手に制限をつけてしまっているだけ。
この問いかけを定期的に自分に投げかける事で、”本当にやりたいこと”を見失わずに済むのではないでしょうか。

②まだ新しいチーズが見つかっていなくても、そのチーズを楽しんでいる自分を想像すればそれが実現する

失くしてしまったもののことをクヨクヨ考えるより、これから手に入るかもしれないもののことを考える方がワクワクするに決まっています!ないものをあるように振る舞っていると、いつか本当に手に入れている…という話をよく聞きます。成功している自分や、望みを叶えている自分を想像する、それだけで楽しい気分になるし、お金もかかりません!(笑)なんとお手軽!望みを叶えている自分の姿をいかに具体的に想像できるかが肝要なんじゃないかな!叶えられる人しか、その夢を抱かないといいます。うん、たしかにわたしは野球選手になりたいとは一度も思ったことがないし、考えたこともない。(笑)どれだけ意識できるかがその成就率を左右する。もちろん想像するだけじゃなくて絶対に行動することも大事だけど、まずは想像することから始めてみること。楽しく人生を送るコツの一つ!!!

③人が恐れている事態は、実際は想像するほど悪くはない。自分の心の中に作り上げている恐怖のほうが、現実よりずっとひどい。

私は被害妄想が激しいタチです。(急に?)
いつも恐ろしい妄想をしては、自分をいじめる癖があります。(えっ)思い返してみると、自分の想像よりもひどい事態になった事はこれまでないように思います。
そう考えると、なんだかもったいないことをしているような気分になってきました(単細胞)
恐怖や不安、焦りでがんじがらめになると見えているものも、見えなくなってしまいますし、思考力も鈍ってしまう。その恐怖や不安から解放されれば、考えが変わり、行動が変わる。もちろん、恐怖や不安は入念な準備や、危機管理意識につながったり、良きように作用することもある。しかし、囚われすぎて行動を制限してしまうのはもったいない。
この事をよくよく覚えておいて、私の癖を直したい…!!!


④自分が変わるには、自らの愚かさをあざ笑うことだ。そうすれば見切りをつけ前進する事ができる。

なるほど。そういえば昔、失恋したときにイギリス人の友達が一言、「大丈夫。そんなしょうもない男の事はもう忘れよう。時間がもったいないよ!NEXT!」と言ってくれた。
頭の中は大混乱だった私は、その一言でかなり慰められた。物事はいつも至ってシンプル。複雑に捉えるのはやめて、豪快に自分自身をあざけて見せるのも前に進むのに必要なステップなのかもしれない。不要なものはいつまでもしがみつかず、切り捨てる勇気を。

⑤最大の障害は自分自身の中にある。自分が変わらなければ好転しない。

なにか悪い事があるとつい、他人や環境のせいにしてしまう事がある。でも物事の見方を変えれば「最悪」の中にも絶対に「最高」があるはず。簡単にできることではないけど、好転させるには自分の見方を変えて、捉え方を変える必要がある。他人を変えるのは難しいけど、自分を変えるのはその何倍も簡単なこと。同じ環境下にいても幸せな人は幸せだし、不幸な人は不幸だ。
結局、幸せでいられるか否かはいつも自分次第。その環境でどう行動するかで決まる。責任転嫁しそうになったときに思い出したい言葉です。


以上が、わたしがこの本を読んでとくに印象的だった一文と、それを読んで考えたことでした。

非常に暑苦しい文章をここまで読んでくださった心優しき皆さま、ありがとうございます!!!

(備忘録として、今後定期的に読書感想文?のようなものを書いていきたいなァ。)


À bientôt❤

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?