むずかしい毎日に、むつかしい話をしよう。/平熱著

書店でぱらぱらとめくって、おっよさげと思ったので購入。
3/27の刊行イベントにも参加したかったが、年度末業務真っ只中で断念した。タイミングぅ!

以下、ネタバレを含みますので見たくない方は進まないでくださいね。

本書で好きな部分ベスト3を発表する。

第3位

手触り。

内容じゃないんかい!とツッコミが入りそうだが、
ここは本書を語るうえでどうしても外せなかった。
本を触るたびに気持ちがいいのだ。
なんて素材なのだろう。
いち早くパンツの素材にしたい。

第2位

ここからは、中身。

すべてのレースに「完璧な状態」で挑むことなどできないの。だから「覚悟」を決めていかなきゃいけない。
「完璧じゃない状態」を引きずったまま、ゴールを目指して進む「覚悟」を。

p155

現在私は新年度始業に向けて準備真っ只中。
いざ子どもたちと対峙した時に最高の出会いになるように、揺らがないように、やるべきことを細分化し、一つ一つ進めている。
しかし、完璧といえる準備をしても、完璧な結果が訪れることなんて中々ないのだろう。
ソースは私。子どもとの出会い前日にインフルエンザになった私。(気をつけなはれや)

人と人との関わりである以上、想定外が起こる。
それでも時は止められないし戻せない。
「覚悟」をもって進むしかないのだ。
これは始業前の今だけじゃなくて、始業してからも言えることだ。
4月なんてどんなに準備していても「Oh,shit!」となる出来事が多々あるだろう。それでもくよくよしないこと。
No more wasted nights!
最大限の準備と覚悟で歩んでいこう。

第1位

「去年できたことが、もし今年できなくなったら、それは、”できる”ではないんだよ。つまり、去年の先生だからできた、今年の先生だからできないは、ほんとの意味でその子の力になってなかったんだよね。だから、あなたは去年の”できた”を気にしないでいい。来年、また別の先生がこの子たちを担任したときに”できる”かどうかを気にかけて1年間チャレンジしていこうよ」

p18

これは平熱先生が子どもの引き継ぎで、「自分は前年以上に成長させられるだろうか…」と不安に思ったとき、当時の学部長から貰った言葉なのだそう。

「できた」を「できる」に。
この言葉は自分の今年のテーマにしたいぐらいだ。
1つの「できた」をつくり、共に喜び、様々な条件下での「できた」へとステップアップさせていく。
そうして「できた」を積んだ先に、いつでも・どこでも・だれとでも「できる」があるのだろう。
これこそ本当の自立だ。1年後の姿として目指したいのはここ。

年度初めに読んだからこそ上記の部分が響いたのかもしれない。
また違う時期に読み返してみたい。

p.s.
平熱さん、届けてくれてありがとう。
またいつかイベントやってくだちい。
3億積みますんで。

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