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この話、本当ですか?

その昔、学校事務職員をやっていたので「遠足や修学旅行」で借りる「貸切バス」の料金を調べるという仕事をしていました。計算してどうするのかというと、先生負担分の実費を出張旅費として支払います。
1990年代のことです。

40人学級の生徒と先生が乗るには、4列シートの大型バスが必要。そのバスは補助席込みで定員55名くらい。補助席を使わなくても1クラスが乗れるかな。そういえば子どもの頃、小学校が45人学級(なのだけれど実際には47人くらいいたりする)で、先生だけでなく生徒も補助席使ってました。

そのバスって、確か、1日10万円くらいだったと思います。
学校によっては「スキー修学旅行」で、学校集合でスキー場までバス、というところもありました。学校が横浜市内・川崎市内で、スキー場が長野県とかですが、それも1日10万円くらい。

当時のドル円、1ドル110円くらいだったでしょうか。
軽油の値上げ、消費税(当時3%)、今は10万円では厳しいと思う。
けれど規制緩和で貸切バスの参入障壁が下がって、過当競争で意外に今でもあまり料金は変わっていないかもしれません。だとしたらバス屋さん可哀想すぎ。

今、1ドル135円くらいでしょうか?
2000ドルって27万円でしょうか?

もしこの記事が正しいなら……多分正しいのでしょう……都心内の移動だけで1日27万円。もしかしたら成田空港までの送迎はあるのかな?それだって、長野県のスキー場より近い。

15人くらいしか乗せないなら、3列シートでないと狭いのでは?3列シートの夜行バスタイプ、定員29人くらい。夜行バスの運賃、片道1万円とって29人満員でも29万円。運転士さん2名、交代で夜通し走って29万円。「小田原ー京都」、3列タイプの快適なバスでも、1万円かからない。

大型バスは座席の下に荷物室があります。それが大きいので、都心の百貨店で心置きなく買い物が出来る。「百貨店なんてオワコン」と思いきや、海外富裕層にとっては、例えば新宿伊勢丹で高級時計やブランド品を買っても「パチモノを掴まされる心配がない」のか、そうかー。信用は大切。

逆に言うと「富裕層を満足させられるサービス」って、それしかないのでしょうか。
「信用」は、これからも維持していきたいものです。

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