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インコではなく、オカメでもない

ぴいよは今年生まれ。令和生まれか、と思ったら違うんです、2月生まれなので平成生まれ。今、7ヶ月半くらい。人間で言うと中学生くらいでしょうか。もういたずらの盛りというか、何にでも興味を持ってしまってしょうがない。昨日は奥さんのパソコンのカーソルキーをくちばしで剥がしてしまいました。

オカメインコを飼いたい、という話は、随分前から奥さんと話していたところでした。ただ、猫を飼っていたので飼えなかった。その猫を失ったのが2017年7月。ショックでした。15年一緒に暮らして、布団にも入ってきてくれた。泣きました。

それから2年くらい経って、やっぱり「オカメインコを飼いたい」と思い、関西でペット用品店を経営する同級生に相談しました。条件は「成鳥」。つまり私たちは雛から挿し餌で育てる自信がなかった。高齢化社会だし、飼えなくなって里親募集に出されるオカメインコなんてたくさん居るだろう、と思っていたら、全然ない。同級生に聞いてみると、そもそもオカメインコの里親募集という案件自体がほとんどなく、関西にはオカメインコのブリーダーもあまりいないとのこと。

そこで気を取り直して、ネットでオカメインコの成鳥の里親募集を検索してみましたが、これが見事にない。ブリーダーさんのHPを見ても「雛が生まれました」という情報ばかりで、成鳥の譲渡に関する情報が全然見つからない。Google先生もお手上げだそうです。

で、リンクのリンクのリンク、みたいに色々探しているうちに、1件だけ「譲渡予定がキャンセルとなったので募集します、生後6ヶ月」という情報を見つけました。場所は東京「行ける!」色々調べてみると、生後6ヶ月というのは、もう1人餌らしい「雛ではない!」。これはお願いするしかない!ということでメールを出して、譲り受けが決まったのが8月3日。8月4日に直接対面で受け渡し。西武新宿線の井荻という駅まで行きました。

という経緯でうちに来たのが、ぴいよ(写真)。

実はオカメインコというのは、日本では「インコ」の名前が付いていますが、オウムの仲間なのだそうです。頭の「ぴよっ」とした冠毛がそのしるし。オカメインコという名称は、頬に「赤いマル」がついていてオカメを連想させることから。しかしぴいよは「ホワイトフェイス」という種類で「赤いマル」がない。
ぴいよは「インコ」でもなければ「オカメ」でもない?
私たちは珍しい色を狙っていた訳ではなく、色的にはごく普通の「ノーマル」、グレーと黄色に赤いマルのオカメインコで不満はなかった。ただ、この時に募集中だったのが、ぴいよだけだったという巡り合わせ。

毎朝、私たちが起きる時間になると、布を被せたカゴの中で「びいよ、ちゃん」と小声で呟いたり、「ホーホケキョ」と小さな声で鳴いてみたり、「僕起きてるんだけどなー、気付いてくれないかなー」と、それとなく主張しているところが可愛いです。

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