モノ・ローグ 117系
昭和55年、京阪神の新快速に投入された、国鉄としては画期的な近郊形電車。車内は転換クロスシート。車内の妻板(前後の端面)はマホガニー調の木目。この車両が出た時、「私鉄のようだ」と思ったが、友人Sは「私鉄のようだなあ、とは思ったけれど、窓が国鉄」と言った。この車両でも私鉄王国の牙城を崩すに至ったとは言いがたかったが、あれから40年近くが経過し、今では京阪神といえばJRの新快速が優位に立つようになった。とはいえ117系は地方線区に転出したりして、もはや京阪神間では走っていない。今昔の感あり。
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