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【備忘録】具体と抽象の往来で思考力を身に付ける

雑誌「THE21」に「思考術大全」という特集記事があって、その中に具体=抽象の思考法について細谷功さんの投稿があった。今後役に立つ有益な内容だったので、ネットでも調べて、自分なりに理解したことを備忘録として記事にする。

1 抽象と具体の関係

①具体⇒②抽象⇒③具体の順番に思考を展開する。
順番に説明すると次のようになる
① 個別の具体的な事実をいくつか捉えて、比較検討する。
② ①の中から共通する法則や問題点を見出す。
③ ②から具体的な成果物を生み出す。
この中で②の思考が難易度が高い。

2【個別具体的な事実】を見つけ出す

情報を収集しなくてはいけない。収集は普段からアンテナを立てて、気付きをメモすることを習慣化する。全く関連性のないもの同士から共通点が発見されることもある。ネタは周囲にたくさん転がっている。拾い上げることが出来るかがカギとなる。

3【抽象化】する

個別具体的な事実から共通点を見つけ出し、仮説を立てる。抽象化を導くために、WHYを問いただす。あらゆる角度からWHYを問いただし、多角的視点から思考を巡らせる。
一連の作業の中で最も難易度が高い。思いついたことを紙に落としてみると、頭の中が整理される。チャート図などで図解することも思考の一助となる。


4【具体的な成果物】を生み出す

抽象化によって、発見した共通点が、他に転用できる具体的な実行プランなどが策定できないか探してみる。
「WHAT」と「HOW」で問いただす。あらゆる角度から問いただし、多角的視点から思考を巡らせる。
最終的な到達点とはならない。実行に移して、うまく行った時がゴールとなる。

5 【参考】チャート図


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6 メモをとる

①個別具体的な事実を見つけ出すためのメモと②抽象化すためのメモは、扱いが異なる。①のメモは事実を備忘録ためのもの。②のメモは、生産的思考を巡らせるためのもの。メモには備忘録と思考力upの両方に効果がある。
今回、具体=抽象の思考法を知ることが出来た。メモの活用により思考法を高めていきたい。

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