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完璧主義による、はなまるを目指さない日常

漢方薬店に通い始めて1年と数か月。

そもそも、体調不良の発端はおそらく、完璧主義な性格による自分も相手もコントロールしたいという思考。
人生の岐路は自分で選択して、わりといい感じに流れてきた人生のつもりだったので(ちゃんと俯瞰するとまじでそうでもない。大事故がいくつかある)、6年ほど前からじわじわと蓄積し、3年前に爆発した。
鬱の手前だったと思う。

そんなこんなで流れ着いた漢方薬、東洋医学、中医学。
私が通うところの店主は対話を大事にしていて、私にとっては処方そのものに加えて、店主の方針や東洋医学の考え方が合っているように思う。

ここ数回はほぼ雑談しながら「そういえばココが気になります」という流れなので、目立った症状の浮き沈みがなくなっていて非常に嬉しい。
完璧主義なのでどうしても はなまる を目指してしまうんだけど、「日々は◎か◯くらいで上等よね」と自分と約束している。◎と◯の積み重ね。たまに△になったらいつもより多めのご自愛。

以下それぞれ、生活の中でのなんとなくの基準。

■はなまる

・週末に1週間分くらいの常備菜作り
・ご飯もちゃんと炊く
・PFCを意識してご飯食べる
・お風呂ちゃんと浸かる
・お菓子食べない
・地面や椅子に洗濯済みの服が置かれてない
・寝る時にシンクに洗い物がない状態
・肌の調子がいい
・不機嫌になりそうで踏ん張った
・23時までにベッドに入る

■にじゅうまる◎
・3日くらいもつおかず作る
・お風呂シャワーでいいからちゃんと毎日入る
・ちょっとアイスやチョコなど食べて気分転換
・とりあえずタンパク質摂っておく
・毎日洗濯できてればよし
・不機嫌なときに黙れた
・0時までにベッドに入る

■まる◯
・米食べてればよし
・お風呂、頭は1日くらい洗わなくてもよし(秋冬)
・ポテチも1袋食べちゃう、でも明日からは気をつけよう
・不機嫌ですみません、と弁解
・1時までには寝よう

だんだん、「まぁそんな日もあるよね…」という言い訳がましい感じが表現に出てるな。

調子が良くなってくると、もっとやれる、もっとやりたい、できるばす!!となってくる。
それ自体は悪いことじゃないけど、やる気と体調のバランスはどうか?やり切れる気力と体力が今あるか?落ちそうになった時の対処法の目処があるか?など、自分と相談している。

他人はそこまで見ていない

なんでも完璧にしないと(はなまる の状態になってからじゃないと)出せないと思ってしまう。
仕事でも細かいところまで突っ込んじゃうし、人との会話で言葉が詰まるし、緊張しやすくて思っていること全然言えないし、人目が気になるし。

体調がよくなるにつれ、そして自分を観察することで自己分析も進むにつれ、「そんなこと私しか気にしてないんだな」と思えることが増えた。頭では分かっているけど…のレベルだったものが、自然と思えるとこまでになってきた。
普段◯、よくて◎で積み重ねてきていれば、たまに精度が悪くても周りは許してくれる。というか気にしてないっぽい。

あと初対面の人に、はなまるな私を見て欲しい!と思っても、ベースがないんだから◯だろうが△だろうが分からない。
基本、私にとっての◎が出せればめちゃくちゃイケてるね!と自分を褒めたい。

自己観察、自己理解が最強

自分はなにに引っかかりを感じるのか、どうゆう発言や態度が許せないのか、怒っているということは悲しい・不安・つらい、恥ずかしいなど、どの感情に触れているのか、その感情の根源にある自分のこだわりはなにか、私の正義はどこか、など。

相手を観察することもするけれど、それよりも自分を観察するほうがずっと楽になる。
観察して「こんな私ダメだ」「こんなこともできないのか」など落ち込まず、良し悪しの判断をせず、淡々と、俯瞰して、なるほどな〜と思うことを繰り返す。

この、「なるほどな〜」が大切。
私ってそうゆうとこあるのね〜なるほどな〜って。

「あの人って、そうゆうとこあるよね」と他人に思うように、自分にも思う行為。他人の「そうゆうとこ」は直せないけど、自分のことなら気をつけたり改善したりできる。

私は突発なことや心配なこと不安なこと、人の発言に対して頭に血がのぼりやすく目の前がグラッとしやすいんだけど、「まぁ、自分で選んでここにいるんだしな」「自分の選択の結果だもんな」と思える瞬間が増えている。
変な発言されても「あっやばい人だ、ふふっ」と脳内で笑っている。そして真顔で黙る。


自分との対話は続く


漢方薬店通いでようやく、やりたい事、行ってみたいとこ、会いたい人、で予定を埋めても大丈夫になってきた。じゅうぶん回復してきた。
毎週末に予定を入れても、「1日中寝ないと回復できないような身体」ではなくなった。
活発に動けるようになった。
それが非常に嬉しい。

油断せず、元気に過ごすための自分への「調子どう?」の問いかけは続けていくよ。


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