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【第4回】 田舎でやまももの商品開発

私たちの新しい商品開発がスタートしました。
今回は、商品開発で何をしているのか伝えたく、今の流れと今後のやるべきことをまとめてみました。

商品開発の目的:「山桃」を軸に地域を盛り上げること

盛り上げるという真意は、「経済を活性化」させることと考えています。まず私たちがシンボルとしてアピールしたいものは「山桃」。そこで、山桃を軸にした新しい商品を出したいと考えました。

何を作るべきか?から始まった

商品開発で注意したいのが、プロダクトアウトにならないこと。需要があるのか、コストがどのくらいかかるのか、継続性があるのか、など作る前の検証がとても大切。さらに深くみると、どこに課題があるか?を探すことがとても重要。

まず取り組んだのは、「課題探し」

まず課題を探さなくては、需要を見つけ出すことは正直難しい。そこで、地域の特徴を考えることからスタート。そこで開発・販促チームの中で、上富田町はアスリートが合宿で訪れる施設があるという特徴が挙がりました。
その施設の名前は、「上富田町スポーツセンター」です。
県外からも多くのアスリートが訪れる複合施設で、私たちはその施設に、何かヒントがあればとリサーチを行うことに。
結果的に、上富田スポーツセンターの運営団体「一般社団法人 南紀ウエルネスツーリズム協議会」様に協力いただき、「アスリートの皆さんが上富田町に来たという印象が残せるような特徴やインパクトのある商品がまだまだ少ないので、ぜひ作ってみてはどうか?」という意見などをいただきました。
私たちも、選手の生の声を聞きながら町のための商品開発ができるならすごくありがたいと思い、スポーツ系ドリンクの開発をしたいと考えました。

決定ではなくテストから

あくまでテストマーケティング的に商品を開発・販売したいと思っています。テストマーケティングの実施は非常に重要。仮に運転資金のほとんどをつぎ込んで商品開発やデザインを行えば、もし「売れない」と分かった時に経営破綻になってしまうリスクがあります。そこで例えば、100本だけ作って販売を試してみたりなど、まだ世の中に世の中になかなか無い製品、慎重にテストマーケテイングを行なっていく必要があります。

テストを行うためにも相当の労力が必要

そこでまず苦労しているのが、パッケージデザイン。
どのようなデザインにするべきか否か、関係者や選手の方に意見を聞きながら商品デザインを作っています。しかし、「売れる商品になるためには」そう簡単には決められません。
デザインの内容には、常温・冷蔵の条件やテーマ、ベースカラーなど議論が非常に繰り返されています。現段階では内容も固まり始めてきており、ようやく皆様に発表できそうです✨

次にとても苦労したのが、工場探し。10月ごろの商品完成に向けて多くのOEM先を訪ねましたが、発注ロットが少ないのと夏の飲料製品生産に向けてラインが忙しくなるという理由からかなり断られ、探すのに苦労しました。今はなんとか、作ってくれるところを上富田町の技術開発センターからご紹介いただき安心しています😅。

さまざまな障壁に当たりつつ商品開発も進んできている

①商品開発時にはテストマーケティングを実施する
②デザインを第3者の意見を交えて時間をかけて決定する
③OEM先の工場は発注ロットが少ないと受け入れてもらいづらい場合がある

次のステップ

次のステップはデザインを完全決定し広報していくこと。
また、販路確保のために上富田スポーツセンターで置き場や売り場づくり、
商品の内的なコンセプトと機能性を十二分に記載していく必要があります。

そもそも、調査はしましたが本当にそのスポーツセンターで売れるのかどうか、まだ確信はありません。失敗すれば販促方法や売り方、製品の方向性転換もリスク回避として考えられます。

山桃はレモンの約3倍のビタミンCが含まれていると言われますが、アスリートやその関係者が買いたくなる商品になるようにここから、付加価値づけをしていきます。

まとめ

「これよさそう」「山桃って何?」から、しっかりと価値誘導を行った上で、購買意欲が湧くような動線設計が非常に重要。私たちは、それについてまだパッと出てこないため、まだまだ考える余地は多いのかも。




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