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2019.3.21

目覚めると、横に3歳の女の子が寝てる。
キッチンから物音。
彼女が朝食を作っているのだろう。
すやすや眠る3歳児を寝室に残したまま、キッチンに向かう。
「おはよう 今日は遅かったんだねぇ。お疲れ様」料理をしてる彼女に声をかける。
「おはよう ミリはまだ寝てる?」彼女がたずねる。
「うん、気持ち良さげに寝てるよ」と私は応えた。
彼女は居酒屋の女将で、平日の夜は大体帰宅が午前零時を過ぎた。
普段、朝は彼女を寝かせたまま、私が朝食の準備をする。今日みたいに私が起きたタイミングに彼女が起きてるということは、帰りが遅くなり、寝ないまま朝食をつくっていることになる。
「ねぇ、聞いてよ。下の階のトミザワさん。明け方タクシーで揉めてんだよ。運賃があ〜だ どーだって。大手企業の社長さんが酔っ払ってみっともない。私なんか自転車で帰ってきてるっていうのにねぇ」手際よく料理しながら彼女が言う。
「あぁ、あの人酒癖悪いもんね」と私が笑う。
「まったくよね」彼女も笑う。
「あぁ、9時にスティーブが車で迎えに来るから、あなたは着替えとか、自分の身の回りの準備しておいてね。こっちはもう準備終わってるから」
あぁ、そうか、今日から友人たちとキャンプだ。
バーベキュー、苦手なんだよな、、、。
と思ったところで目が覚めた。

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