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官民連携入門~理論と具体例

 さて今回は,おなじみ前田順一郎さんと官民連携(PPP: Public–Private Partnership)入門を語ってみました♪ 前田氏は国交省勤務時には,空港のPFI案件を担当した,当該分野の実務家でもあり,ほんとの専門家です.この話題なら前田氏しかない.

 それにつけても,公的な事業・部門における「民間活用」という話って,

・民営化万歳!公共事業とか公務員とかむり!
・民営化で大事なものが失われる...

とった情緒的な語りが多くなりがち.そして,こういう議論の落ち着いて聞いていると賛成側・批判側ともに,「あれっ!?この人たち"民間活用"って何するのか知らないで話してない??」と気づいてしまうことも.立派な業績ある経済学者のなかにも,そのレベルの議論してる人いたりでカオス.

 どちらの意見に頷くにせよ。。。何について語っているのかくらいは理解しておきましょうよ.というわけで,わけわからん議論にとりこまれないためにもごくごく基礎的なとこは抑えときましょ♪

というわけでまずは理論編

 官民連携ってどういうとき必要で,どういうとき可能なのかについて.まずは理論的に考えていきましょう.消費の排除性,指定管理者制度,PFI,コンセッション……あたりで知らない単語があるという人は,まずはこちらから.

そして具体的には

 理論編については,経済学の教科書などでも見かけるところ.でもこういう政策ってとどのつまり「具体的には何をどうするん?」というところに帰着するわけで.
 今回は前田氏が所属する日本維新の会の都議選向けの政策を事例に,

・営団地下鉄と都営地下鉄:営団と都営が分かれている理由は...…地下鉄民営化は夢想的な話なのか
・水道事業:
PFIの教科書的事例...「国際水メジャーがぁ」という議論について思うこと
・江戸城天守閣再建:
あり得ない無駄話,現代のピラミッド......なんかじゃないよ!実現性ちゃんとある話です

について,その具体的な施策を説明いただいています.維新の会テイストの案件なのは確かですが,まずはこういう「具体的に何するのか」を知らないと,どんなに理論を学んでも身につかないものです.

もっと知りたい人のために

 今回は「官民連携入門」と,当該分野の解説を中心にお話をすすめました.勉強コンテンツとしてではなく,前田順一郎氏についてその政策や提言,政治的主張などの方に興味がある人は,氏のYouTubeチャンネルにいってみてね♪

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