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為替問題と金融政策
円ドルレートの動きが激しくなっています.今月はじめに161円台の安値をつけた円ですが,ここ二週間で大きく値を戻してきました.
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同時期にユーロ/米ドルレートも一時的に3%弱ドル安ユーロ高にふれましたが,ドル円はその倍の6%を超える変化幅です.
一応ニュースでは7月の日銀政策決定会合での利上げ予想(+国債買入額の大幅縮小)を予想しての円高...とされていますが,せいぜい0.1-0.15%の短期金利引き上げ予想です.さらに確定的なものではないし,利上げ予想がここ10日で急に強まったわけではない.為替レートの短期的な変動を予想することの難しさ(というか無理)を強く感じる大相場になっています.
正直...為替変動を予想することなんてできません.一方で,合理的な為替レートの決定理論は確かに存在します.激変やわけわからん状況になったときは基礎理論を振り返りましょう.
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