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crafts days

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毎年5月に長野県松本市あがたの森公園で開催され、多くの作り手と使い手が集まるクラフトフェアまつもと(松本クラフト推進協会)とiichiの新しいコラボ企画「crafts days(…
運営しているクリエイター

2020年10月の記事一覧

海月羊

新サンマのペンケース 腹開きに仕上げております。使いやすいペンケースになりました(ちょっと太めの仕上がりです)。細部の表情にこだわるため、サンマを食しつつ制作しております。新サンマのくちばしは黄色いのです。そのあたりもきちんと再現しました。出来上がったサンマには墨染めを施しています。羊毛の色のみでなく染めの技法も取り入れていきたいと思ってます。  少しだけ私のこと 広島から大阪に移り住みもうすぐ10年。広島でシュタイナーの考え方を取り入れた幼稚園に子供が通う。そこで羊毛

葵窯 坪内真弓

animal マグカップ 信楽の土を使い、1240度で焼き上げた丈夫な器です。 「日々の暮らしのお供に」「お茶の時間が楽しみになるように」 そんな器づくりが目標です。 器づくりについて 田園が広がる緑豊かな長野県に工房を構え、日々こつこつと制作しています。身近な草花や動物をモチーフに、作品ひとつひとつに物語を感じでもらえるような器づくりを目指しています。 大切な灯油窯 20年間メンテナンスを繰り返し使い続けている窯は大切な相棒です。最後に焼いて完結する陶芸は、窯の温

Lyhica 河端洋史

Memorial Tear 想い出の涙 ワイングラスの「形」「利便性」「可愛らしさ」を追究しています。 日常生活の中の小さな悦びと、小さなストレスを包み込めるような酒器でありたいと願い、日々制作しております。耐久性、自立性、可愛らしさ、価格など、日々悩みながら一歩一歩ですw。 「芸術は小爆発だ!」w 「太平洋沖浪裏」F30 2011月03日、東日本大震災の直後に描き上げました。テレビで流れた東北の惨劇が脳裏から離れず、すぐに描き始めました。 公募展に出し、東京都美術

土岐千尋

木彫 作品づくりを始めてからもう16年が経ちますが、木彫の作品を販売するようになってからはまだまだ一年半。ずっと彫刻のものを作りたいと思ってはいたのですが、最初は何を作ったらいいのかもわかりませんでした。 そんな私にヒントをくれたのが息子です。息子は毎年、お誕生日に祖父母から図鑑をプレゼントしてもらっています。その年は深海生物の図鑑。まだ字が読めない息子にその本を読んであげているうちに「形」の面白さが気になってしまいました。気持ち悪いものも多いのですが「こんな形の生き物が

伊藤奈津美

作品 生地は和紙、表面に猪革を使用したアクセサリー。 取っ手に猪革を使用した紙胎漆バッグ。 他に、紙胎漆のこものなどを制作しています。 漆は塗料なので、生地や素材も大切に 地元産の自分が良いものを使用しています。 見えない部分ではありますが、長く寄り添える様 愛媛県西条市の特産である周桑和紙、 愛媛県今治市の島で採れた猪革を使用し、 作品の修理もしやすい様に作っています。 漆は人の手の油で磨かれ、艶が出る特性があり 手に触れる機会の多いもの、 手の形に

革仕事のお店 tasola

作り続けている つくり続けて10年目となる、漆皮の造形を元に生まれたiPhone Case。 石川県輪島漆芸技術研修所で学んださまざまな技術を、革という素材に落とし込んでいます。漆器のように木地固めをしているので、長くご愛用いただいても形が変わらず、安心した使い心地があります。 田と空からはじめまして 「tasola」という名前の由来は「田と空」から。2014年より大きな空の下、田園に囲まれた場所で始まりました。能登の里山里海に恵まれた環境で、日々製作活動をしております

goodman jewelry works 乾 哲郎

思い出に残る作品 当時3歳だった娘とふたりで近所の公園に行き、彼女が選んだ松ぼっくりをモチーフに制作した「松ぼっくり」のシリーズ。 肌寒い中はしゃぐ娘。「これは好きなかたち~」「この松ぼっくりなが~い」とか、候補をいっぱい持たされたっけな。 はじめまして 北海道札幌市生まれ乾哲郎です。百貨店の高級宝飾品を扱う工房で職人として腕を磨き2008年に独立、2012年にオリジナルブランドgoodman jewelry worksをスタートしました。 学んできた鍛金の技法を主

MauA-舞和 - 滝本恭子

2つの世界 模様と無地。カラフルとモノトーン。ウールとシルク。 シックな色合いも大好きだけど、陽気な色合いも捨てがたい。本当は「どちらかを選べば作品の世界観が統一されるのに……」といつも思います。でも、まだどれも選べない。グレーを織った次の日には、華やかな色合いを織りたくなります。シルクの滑らかさ、光沢も好きだけど、ウールの暖かさも、コットンの潔さも良いな…と。きっと私は、それぞれの世界を行ったり来たりしながら 揺らぎながら、作り続けていくのだろうと思います。白髪のおばあち

橋本瞳 Hitomi Hashimoto metalworks

日常の中にあるモノの表情にフォーカスする 日常の中にあるものにふと目を向けてよくみると、意外にも繊細だったり、とても存在感があったり、妙に魅力的だったり、ちょっと気持ち悪かったり……。そういったものが溢れています。 しかし、忙しない日々の中では、そういったものに目を向けることなく毎日が過ぎ去っていきます。 周りにあるふとしたモノに気づく視点をいつも持って、その視点で自分の作品を見つけてもらえたら。そんな思いから、日常にあるモノの魅力的な表情にフォーカスして作品を制作して

陶の棲 渡邊亜紗子

作品について “想像が膨らむもの”を目指し、語りかけてくるような造形作品と、食卓を華やかにする器を中心に制作しています。 器は使い勝手を考慮した形と、色鮮やかな装飾が特徴です。 色釉が少し混ざり合うように彩色しているので、窯ごとに少しづつ滲みや発色が異なるのが面白いところ。 造形作品に関しては、見る人が様々な解釈をし、想像を巡らせるきっかけになれば嬉しいと思っています。 考え方を切り替えることでそれぞれ新鮮な気持ちで制作できるため、どちらも私にとっては必要不可欠なもの

per. 久島 涼

stickpin 近頃はスティックピンの可能性を模索しています。通常のブローチに比べ、ややクラシカルなイメージのアイテムですが、様々なアプローチで日常使いしやすいデザインを意識。キャッチ金具もオリジナルで制作することで、全体の調和を図り、素材感をより感じられるものに仕上げています。 ブローチに馴染みのない方でも、こうしたさりげなく使用できるものをきっかけに興味を持って頂けたら嬉しいです。 per. のこと 東京にて per.(ピー・イー・アール)という屋号でオリジナル

アニマル専科 真心堂 真心職人

撮影も楽し フェルトアニマルを中心としたもの作りの楽しみは、撮影で完結します。 スマホで簡単な撮影もしますが、一眼レフのカメラに望遠レンズを付けて臨場感あふれる写真を撮るのも楽しみの一つです。 木からフェルトへ 木型、家具、大工と「木」をあつかう仕事に就いて30余年が経ちました。趣味でも木の小物などを作っていましたが、約15年ほど前から加工が容易で音も埃も出ないニードルフェルトで好きな動物を作り始めました。 現在は、母親の介護に専念するために大工を辞め、クラフトで糊口を

NOJI(ノジ)

【ノッポな蓋の小さな角物】 PlateBoxは、NOJIの新作角物です。 3つのサイズは、市販の角型食パンに合わせて作りました。 (写真は1号と2号です) もちろんパンに限らず、様々な場面でご利用頂けます。 【 はじめまして 】 NOJI は、小松賢大と知子が営む 竹工芸 の小さな工房です。 2019年9月に、大分県から長野県に拠点を移し 活動しています。 →about NOJI 私たちの暮らす地域は、山に囲まれた自然あふれる場所です。 工房とはいえ、小さな家の

AKI KASARA 竹廣泰介

ブローチのこと 銀彩のブローチは一見金属の様に見えますが、硬質磁器に3回以上焼成し銀を焼き付けたものです。ヤキモノですから軽く、多様な表現も可能です。 ブローチを作る上での私のコンセプトはシンプル、プリミティブ、フラット、そしてシルバー。 ブローチは胸元を飾る小さなオブジェ。洋服をプライベートな画廊空間に見立てて、心の中で移りゆく自由なイメージを、ゆっくりとカタチとして提案していきたいと思います。 はじめまして 静岡県掛川市の山里で「銀彩」という伝統技法を用いたアクセ