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「養殖DXの推進で若者が集まり、活気づく海と生きる地域社会を目指す、ながさきBLUEエコノミー」ブランド戦略策定

「ながさきBLUEエコノミー」は、長崎大学を中心に海の食料生産を持続可能なものにするための取り組みです。産業化共創拠点として、省力化技術や環境負荷低減の取り組みが認められ、2023年にJSTの支援プログラムに採択されました(最長10年)。産官学が連携し、養殖DXの推進を通じて、若者が集まり、活気づく海と生きる地域社会を実現し、持続可能な産業として確立し、地域の発展と世界の健康に貢献することを目指しています。

伊藤忠インタラクティブは、ブランド戦略の策定を担当しました。
CD・AD・D/松本純一、PL・C/中村将人、Pr/大城英一郎、上里美向

ブリ養殖を柱とした「作業を変える」、「育て方を変える」、「働き方を変える」 の3つの視点から養殖業の産業化を推し進めるプロジェクト。2024年3月に開始された稚魚の飼育は、採卵まで2年から3年かかります。鰤が出荷できるまでには時間が必要です。養殖システムのDX、ブリ養殖の技術向上、海外販売の視野に入れた生産体制の構築と流通の改革など、幅広い知識と分野横断的イノベーションが不可欠です。また、次世代の育成も重要です。

若者が集まり、活気づく海と生きる地域社会を実現し、持続可能な産業の確立と「ながさきBLUEエコノミー」はとても大きな旗を掲げています。

産官学だけでなく、県民や若い世代、さらに多くの人の理解と協力が必要と考え、プロジェクトを推進・加速させるために、ブランドの立ち位置や姿勢を再定義しました。

長崎市橘湾にて、養殖現場の視察

「ながさきBLUEエコノミー」は、
みんなで目指すプロジェクトへ。

「ながさきBLUEエコノミー」が成功するためには、産官学だけでなく、県民や若い世代、さらにもっと多くの世の中の人びとの理解と協力が必要と考え、「ながさきBLUEエコノミー」を、みんなで目指すプロジェクトとして定義しました。

そして、みんなが参加できるプロジェクトとなるように「しる」「つくる」「たべる」という3つのフレームを設計しました。


長崎の海、魚、地球の環境やこれからの養殖産業の可能性、
養殖DXの価値や現状の取り組みなど
みんなで考えるために必要なことを「しる」

始動しているジャパン鰤をはじめ、
海洋産業のためのテクノロジー活用や海から経済を循環させる
ビジネスなど全方向でアクションを「つくる」

魚の恩恵を持続可能にするために、海洋産業を活性化するために、
海洋産業に携わる人を幸せにするために、
みんなで魚を「たべる」


スローガンとステートメント

ながさきBLUEエコノミーとそこに集う人びと、みんなを包み込み、長崎のよりよい未来へと進んでいくための合言葉となるように「そのさきへ。」というスローガンを定めました。

そのさきへ。
NAGASAKI BLUE ECONOMY


魚の恩恵を長崎の活力へ
海洋産業を新たなビジネスへ
この世界をよりよい社会へ
人びとを心から豊かな未来へ
長崎の海からそのさきへ進もう

シンボル

旗印、シンボルのコンセプトは「長崎から世界に広がる海の力」。
長崎は、三方を海で囲まれた豊かな地理的特徴と、日本で唯一開かれた場所という特異な歴史的特徴を持っています。波のように異なる文化が交わり合い、新たなものが生み出され、広がる力で、未来が花開く様を表現しています。

プロジェクトは始まったばかり。

プロジェクトは始まったばかりですが、
引き続きプロジェクト支援に取り組んでまいります。

伊藤忠インタラクティブが事業主体として参画している「おさかなサブスク」は、「ながさきBLUEエコノミー」の課題の一つである流通の改革にむけた実証事業としても連携しています。

さかなとくらしone bite fish

義援金付き one bite fish
2023年8月初旬に橘湾をはじめとした複数の海域で大規模な赤潮が発生しました。橘湾は魚の養殖が盛んなエリアで、シマアジやトラフグ・真鯛など、複数の魚種が養殖されています。しかし、今回の赤潮により複数の魚種がほぼ全滅。養殖事業者は事業継続の危機に立たされています。このような赤潮被害が発生するリスクを抱えながらも、一年を通じていつでも美味しい魚が食べられるように頑張っている養殖事業者がいることを知っていただきたく、私たちはこの赤潮により甚大な被害を受けた事業者の支援を目的として、『義援金付き one bite fish』を販売しています。

DAOプロジェクト「おさかなだお長崎」
「おさかなだお長崎」は、web3テクノロジーを活用した地域課題解決を目指し、地方自治体、地域事業者、地域住民、スタートアップ等が集まり、自律分散的な地域共創型オンラインコミュニティの構築を目指すLocal web3 Lab.@渋谷、第一弾の実証実験です。 発起人として、FFFプロジェクトは参画しています。