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未経験からwebデザイナーになれる?デジLIG体験記

こんにちは、ひらまです。

昨年2020年11月に「 デジタルハリウッドSTUDIO by LIG (デジLIG)」のwebデザイナー専攻を卒業し、未経験からwebデザイナーになりました!

そこで今回は、デジLIGのwebデザイナー専攻ってどんなこと学ぶの?本当にwebデザイナーになれるの?など、webスクールに興味を持っている人のために自分が実際に入学してみて感じたことを正直に書こうと思います。

※だらだら書いてるうちに卒業してから1年近く経ってしまったので、学習内容、授業の進め方など現在と変わっている可能性もあります。
むしろ今どんなことしてるんだろう……在校生で読んでくれる人がいたら(今とは違ってたんだな〜〜)と違いを楽しんで(?)もらえると幸いです。


入学前の私のスペック

・30代前半
・転職回数多め
・体弱い
・イラレ、フォトショの使用経験あり
・コーディング知識ゼロ

web業界じゃなくても面接では転職回数の多さや年齢、体が弱いことがかなりネックになるかなという状況でした。

デジLIGって何?

「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG(デジLIG)」は株式会社LIGというweb制作会社が運営しているデジハリスクールです。

デジハリは聞いたことあるけど「by LIG」って何だろう?と思った方もいると思います。私も入学するまでは知りませんでした。

現在は上野、池袋、大宮、に校舎があり、通学またはオンラインでの受講ができるようになっています。
(※10月からは北千住にも校舎がオープンするそうです)


「デジハリ」と「デジLIG」の違い

私が通っていたのはデジLIGなので、デジハリのことはツイッターや在校生などの話を聞いた程度なのですが、課題の内容や授業の進め方など違う点がかなりあると感じました。

・LIGデザイナーによるライブ授業がある
デジLIGでは、現役のLIGのデザイナーさんやディレクターさんが講師を務める「ライブ授業」が月に2〜3回ほどあり、現場の生の声が聞くことができます。

ライブ授業自体はデジハリ本校にもあります。プロのwebデザイナーが講師として授業をしており、デジLIG生が参加できるものもありました。
気を付けたいのは、LIGのデザイナーが授業をしてくれるのは基本的にはライブ授業のみです。LIGのデザイナーが校舎に常駐しているわけではないのでご注意ください。

・デザイン集中講座でデザインのフィードバックをしてもらえる
デジLIG受講生のみ、追加でデザイン集中講座を受講することもできます。
私は受講していませんが、5日間みっちりLIGのデザイナーさんに制作物のフィードバックをしてもらえるそうなので、デザインスキルをもっと身につけたい!という人にはオススメかもしれません。
開講したての頃は、ツイッターでハッシュタグをつけて集中講座のことをツイートすると受講料が割引されたりとお得な割引もされていました。

・デジハリはコースによっては授業でクライアントワークができる
デジハリ本校の一部校舎では「Webデザイナー専攻 超実践型 就職・転職プラン」というコースがあります。通常のwebデザイナー専攻よりお値段はかかりますが授業の一環としてクライアントワークができるのが魅力です。

私はデジLIGに入ってからこちらの講座の存在を知ったので、デジハリ本校の説明会も行けばよかったな……と思いました。

入学を決めた理由

・自宅から通いやすい場所だった
私は実際に校舎に通って学びたいと考えていたので、自宅から通いやすく、仕事帰りにも行ける場所だったことが一番の決め手となりました。

今でこそオンラインで校舎に通わず学べるよう整備されましたが、私が入学した当時は、課題提出や講師へ質問したい場合は来校しないといけませんでした。

・デジハリの知名度の高さ
webのことがよくわかっていない私でも「デジハリ」の名前は知っていたので、有名な学校で学べば間違いないかな〜と思っていました。
実際に就職活動をしていた時も「デジハリで勉強したんですね!」と言ってくださる企業もありネームバリューの強さを感じました。

・デザインを勉強したかった
私の場合デザインや印刷業界の経験はあったので、デザイン系のソフトはそれなりに使える方でした。
「デザイン系のソフトはバリバリ使えるよ!」という人のためにグラフィック経験者向けのコースもあるのですが、ソフトが使える=デザインができるではないこと、コーディングよりデザインをやりたい!と考えていたので改めてデザインを学ぼうと思いました。

学べること

学べることとしては

・各ソフトの使い方(イラストレーター、フォトショップ、ドリームウィーバー、Xdなど)
・webデザイン、HTML,CSS,JavaScriptなどのコーディングスキル
・その他、ライブ授業など(配色講座、ディレクション講座、ポートフォリオ 講座など)ソフトの使い方から学べるので基礎的なことから学びたい人向けです。

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「webデザイナー専攻」では主に上記を学べるようになっています。他にもバナー制作実践やwordpress 、大学生向けプランなどコースによって学べることが若干変わっています。

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※2020年11月からカリキュラムが新しくなっています
私が入学した時はまだ旧カリキュラムだったので、ソフトのバージョンが古かったり、Xdなどの新しいソフトの使い方の講座もなかったので自力で調べたり独学した点もありました。今ではソフトの使い方だけでないデザインの課題も増えたようです。うらやましい……!

当時はあまり自分でデザインを考える課題が多くなかったので、いきなり卒業制作でイチからサイトのデザインしてね!となる人も多く苦戦する人も多かった印象です。

勉強の進め方

スケジュールとしては、入学1ヶ月目は主にデザインソフトを使ってサイトのデザインを作って課題を提出……といった感じで、おおまかな学習ペースが用意されているので、それを元に学習を進める感じでした。中には1〜2ヶ月で課題を終わらせて自主制作をバリバリ作る人もいました。

だいたい1週間で8〜10時間のペースで学習して終わるくらいのボリュームなので、土日でがっつり勉強したり、平日に1〜2時間ほどコツコツ進めたりしていました。

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授業は講義動画を見ながら実際に手を動かしてソフトの使い方などを学びます。動画は受講期間中ならいつでもどこでも視聴できるので自宅でも通勤の電車内でも見ることができます。

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校舎へ通えば、自習日以外は講師が常駐しているのでわからないことがあってもすぐ質問できるようになっています。オンラインでも質問できる時間があるので、チャットやzoomを利用して質問できるようになっています。

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※オンラインは質問できる時間帯が決まっています。いつでも聞けるわけではないのと、曜日や時間によっては質問が集中して順番待ちになったりもしていました。


卒業制作って何するの?

デザインやコーディングを学んだ集大成として、約2ヶ月かけて自分でイチからwebサイトを作ります。作るサイトは何でもOK!知人のお店などのサイトを制作したり、ポートフォリオ や仮想サイトを制作する人もいました。

各班ごとに講師の方がひとり担当についてくれて、企画やデザイン、コーディングなどをチェックしてもらい、フィードバックをいただいたりして制作を進めます。

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オリエンテーションが終わったら次に「企画発表」をやります。「わたしはこんなサイトを作りますよ〜」という説明をするんですが、何のためにサイトを作るのか、サイトを見た人にどうなってほしいか、どんな人がターゲットなのか……などなど、サイトを作るうえで必要なことをまとめてプレゼンします。

ソフトの使い方などは学んできても、企画や構成を考えてまとめることはあまりやってこなかったため苦戦しました。プレゼンも初だったのでそもそもプレゼンってどうやればいいんだ??となりました。

卒業制作も課題と同じように講師に質問できるので、わからないことはガンガン質問してどんどん制作を進めましょう。2ヶ月あっという間に過ぎていきます。


こんな人にオススメ

・webデザインを基礎から学びたい
・独学で学ぼうとしたけど続かなかった
・人脈を増やしたい
・LIGのデザイナーさんに話を聞きたい、デザインを見てもらいたい人


デメリット

・講師によって得意、不得意がある
講師によってデザインが得意だったりコーディングが得意だったり、人によって得意なことがかなり違います。なので質問する内容や人によっては先生もわからなくて解決しない時もありました。とくにXdの使い方、JavaScriptなどコーディングの疑問点などは、詳しい講師がいる日を待って質問するか、自力で調べて解決する……ということもありました。

・質問の順番待ちが長いことも
校舎もオンラインも、日によっては順番待ちになり1時間以上待つこともありました。聞きたいことがあったけどもう帰る時間に……なんてことや、オンラインでは早めに質問受付が終了する時もありました。

・受講期間が終わると講義動画は見れなくなる
卒業後にサイト制作などをしている時に「これってどうやるんだっけ?」と思った時など、もう一回講義を見返したくなる時がありますが受講期間が終わると動画は一切見られなくなります。

卒業前に全部見なきゃ!と駆け込みで視聴していましたが終了日の0時ピッタリに視聴できなくなりました。
大事な部分や覚えておきたいところはスクショを撮って見直せるようにしておくといいかもしれません。

・ライブ授業、内容によっては新人のプレゼン練習会みたいに
LIGのデザイナーやディレクターなどが講師をしてくれるライブ授業。ベテランのデザイナーさんが自身の経験や実体験を元に現場のリアルな話をしてくれたり質問できるのが魅力ですが、内容によっては新人デザイナーさんがプレゼンの練習を兼ねてやっているのかな?というような時もありました。個人的にはデザイン本などを読んだ方が早いなと感じましたが、独学だと続かない、動画で見たい、という人には向いているかもしれません。

・デザイン課題は少なかった
現在はデザインの課題も増えたようですが、以前は自分でデザインを考えて作る課題は卒業制作くらいでした。中間課題でもデザインの課題はありますが、選択制だったのでコーディングだけできれば提出もできてしまいました。

なので卒業制作で「イチからデザインを作ろう!」となり苦戦する人も少なくなかったという印象です。課題を早めに終わらせて、自主制作物をデザイナーさんに積極的に見てもらうなど自身で進んで学ぼうとする姿勢が問われると感じました。

・フルで働いてると時間がなくてしんどいかも
先ほども書いたように、カリキュラムは1週間に8〜10時間ほど学習が必要なボリュームがあります。仕事が忙しくて平日は勉強できなかったり、土日は他に用事があったり……なんてしてると、学習時間がとれなくて苦戦しました。
卒業制作の時期は夜中の3時まで頑張ったり、まわりの友人もデザイン発表の日にまだ全然デザイン出来上がってない……なんて子もいました。
説明会では「みんな働きながら勉強できてますよ〜」なんて説明されましたが、「(寝る間も惜しんでやればなんとか)できてますよ〜」なのでは……?と思ってしまうくらい大変でした。
早い人は早いので、ここは個人差はかなりあると思います。


スクール検討中の人に伝えたいこと

・いろんなスクールを見てから選ぼう
一見どこも同じように見えても学校によって学べること、受講方法、料金などかなり違っています。デザインをメインに学びたい、オンラインで自宅で学びたいなど、自分にあったスクールに入ることが一番だと思います。

説明会なども2〜3校ほどの話を聞いてみると違いや雰囲気などがわかっていいと思います。

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・実際通っている人のSNSや記事を見てみよう
ツイッターやnoteなどで、実際の受講生や卒業生がどんなふうに勉強しているのか調べるといろんな人が情報発信しています。
スクールのサイトや説明会は、多くの人に入学してもらうためにいいことしか書かれていなかったりもするので、実際の受講生の方達の感想や評判なども見てみることをオススメします。

スクールに通って本当にwebデザイナーになれる?

努力次第ではなれる
授業や課題をただこなすだけでは正直難しいと思います。様々なものがオンライン化し、リモートワークの需要が高まる今、webデザイナーを目指す人は増えていると感じました。つまりライバルも多いということです。

実際私もスクールで学び転職活動しましたが、正直とても大変でした。就活の話はまた別で話したいと思いますが、何度か心が折れそうになりました。

また、私と同時期に入学した方は20〜30人ほどいたはずですが、私が入学したのは2020年3月。コロナの影響もあり休学・退学された方も少なくなかった印象でした。

まとめ

大変ではありましたが、なんとか未経験からwebデザイナーへ転職できました。独学で自分ひとりではここまでスキルは身につかなかったと思いますし、スクールでの友人や人脈も作ることができたという点も大きな収穫だったと思います。

後は、決して安くない授業料を払ったからこそ「絶対にwebデザイナーになってやる!!」と思えたこともモチベーションの維持につながったと思います。

簡単な道ではないかもしれませんが、せっかくwebデザインに興味を持って、スクールに通いたいと思ったなら、いろんなスクールのサイトや評判などを見て、どこが自分に合っていそうか調べてみることをオススメします。

あなたが「ここのスクールいいな」と思えたなら、それはあなたにとって「魅力を感じられるwebサイト」でもあると思います。




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