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炎からススが出てきた時は

ロウソクの燃え方については、

ロウソクの燃え方について考えてみる

で記したとおり、

熱で溶けて液体になったロウが、毛管現象で芯をつたって上へ登って行き、
そこで更に熱が加わってロウが蒸気になり、燃焼して光を放つ。

そのとき芯は、ロウを上方に吸い上げる役割を果たす訳だが、同時に芯自体も少しずつ燃えて行く。

西洋ロウソクの芯は、一般的に細い木綿糸を編み込んで作られており、その編み込まれた芯がちょうど外炎に向かって曲がり、外炎の温度が高いところで燃焼する。

芯の太さとロウの量とのバランスや、風などの回りの環境が安定していると、上記のような仕組み燃えていく。

しかし、これらのバランスが崩れると、黒い煙が出てくることがある。

これはススで、燃えきらない炭素である。

風が吹いて燃焼に必要な回りの酸素が足りなくなったのか。

または、芯が上手く燃えきらなくて長く残り、その結果、燃料であるロウが多すぎて燃焼しきれなくなったのか。
その時はおそらく、炎も大きくなっているであろう。

黒い煙は回りを汚しそうで嫌だし、写真の通り炎が大きすぎるのも、大丈夫か?と心配になることがある。

そんな時は、一旦火を消して、冷めてから、芯の曲がってる部分を「ポキッ」と折ってみてください。ハサミで切っても勿論OK。

芯が長くなりすぎちゃってたのが原因なので。
1cmくらいあれば、適当な大きさの炎になって復活します。

メンテナンスの一つとして知っておくと、より気軽にキャンドルライフを楽しめると思います。

是非お試しあれ♪

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