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ロウソクの燃え方について考えてみる

昔、ロウソクは明かりを取るための大事な道具だった。

今は、インテリアとしての役割が大部分を占めるので、「どうやって燃えているのだろう?」と思いをめぐらすことは滅多にないだろうが、

ファラデーは、

この宇宙をまんべんなく支配するもろもろの法則のうちで、ロウソクが見せてくれる現象にかかわりをもたないものは一つもないといってよいくらいです。

と言って、1861年にロンドンの王立研究所でクリスマス講演を行った。

その時の記録が、「ロウソクの科学」というタイトルで、様々な訳者の訳で出版されている。

私は読んでても頭に入ってこなくて眠くなってしまうのだが、子供用に読みやすく、物語仕立てにフィクション化された本もあり、そちらはなんとか楽しく読めた。

さて、ロウソクは火がつくと、熱で溶けて液体になったロウが、毛管現象で芯をつたって上へ登って行く。

そこで更に熱が加わってロウが蒸気になり、燃焼して光を放つ。

トップの写真から、溶けたロウが芯に吸い寄せられて行く様子が分かる。

フルーツ載せかき氷のキャンドルを上から撮ったものだが、色の濃いブルーベリーのロウが、三方から中心の芯に向かって引き寄せられている。

そうだ、私も様々な良いものを引き寄せ、光を放てるような人間になりたいな、と思った。

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