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FiNANCiEのコミュニティトークン(CT)の価格決定ロジックを解説。

ikehayaです!

最近「FiNANCiE(フィナンシェ)」にハマってます。これかな〜り面白いと思うんですよね……。

フィナンシェ自体は2019年から存在しているのですが、当初はスポーツチームのファントークンの発行に特化していた過去があります。

ぼくはスポーツが特に好きではないので、すみません、完全スルーしてましたw

が、2021年あたりからでしょうか、実はスポーツチーム以外の活用も歓迎するようになり、今では様々なプロジェクトがトークンを発行しています。

本稿では、フィナンシェのトークン価格の決定方法について解説したいと思います。

トークンの初値は、調達額に比例。

まずは、トークンの初期価格の決定方法についてです。

ざっくりいうと「調達額が小さい方が、トークン価格が安くなる(逆もしかり)」という仕組みになっています。

以下、公式のドキュメントより引用します。

■詳細
前提:初回ファンディングで発行されるトークン数は200万(全オーナー共通です)              
・終了時点での支援総額により、1トークンあたりの単価が確定し、自分の支援総額により配布トークン数が決まります。

例)初回ファンディングの支援総額が500万円で、自分は1万円の支援コースを購入した場合。
・支援総額500万円÷初回発行枚数200万トークン=2.5/1トークン
・1万円(購入額)÷1トークン2.5円=4000トークン獲得
となります。

https://note.com/financie/n/n49ea5eb16cb7?magazine_key=m3b289a3f5c95

初回クラファンで1億円を調達した場合は、1億円 / 200万トークン = 50円となります。

200万円の調達の場合は、200万円 / 200万トークン = 1円となりますね。

投資家目線では、トークン価格が安い方が価格下落リスクを抑えられるため、より好ましいと言えそうですね。

なお、CryptoNinja Gamesでは、200万円の調達を予定しています。1トークン=1円でのスタートなので、気軽に参加していただけるかなと思います!


FiNANCiEが採用する「流動性プール」モデル。

こっからがかなり特殊で、ちょっとお勉強する必要があります。

フィナンシェのマーケットには、「流動性プール」の概念が存在します。

プールの中には、日本円とコミュニティトークンがセットで入っています。

コミュニティトークンを誰かが買うと、コミュニティトークンの「在庫」が減り、日本円が増加します

プールはこのように変化するイメージです。もちろん、トークンが売られると、日本円が減り、トークン在庫が増えることになります。

このプールのおかげで、フィナンシェは「いつでも売買できる」ようになっています

NFTの場合は買い手がいなくなると「売りたくても売れない」状態になりますが、フィナンシェが採用する仕組みでは、売りたくても売れないということは原理的にありえません

暴落を続けていくと、最終的には1トークンあたり0.000000001円、という具合に極限までゼロに近づきます。損切りは最悪できる、ということですね。

ちなみにこうした仕組みは「Bancor」というDeFiプロジェクトが2017年に提案したもので、DeFi領域では「AMM(Automated Market Maker)」とも呼ばれる、ごく一般的なものでもあります。


流動性プール(AMM)におけるトークン価格決定。

そして、トークン価格は「日本円とトークンの比率」によって決定されます

仕組み的には「トークン在庫が減ると、そのぶんトークン価格が上がっていく」と理解すればよいでしょう。

表にするとこんな感じです(計算式微妙に違ってると思うんで、あくまで概算ということでご理解ください。ikehayaは数学が苦手)。

参考値として捉えてください

フィナンシェでは、クラファン終了後、トークン在庫は20万から始まります(一律ルール)

そこからトークンが買われ続けていくと、トークン在庫は減っていきます。

その過程で日本円在庫が増え、その比率の変化によってトークン価格が増加していきます。

もちろん、誰かがトークンを売れば、トークン在庫は増え、日本円在庫は減り、価格は下がります。

こうした動きが、数式に則って、プログラム的に制御されているわけですね。


まとめ。

フィナンシェはこの特徴的な仕組みで「買ったトークンはいつでも売れる」という前提を実現しています。

(※ただし、毎日の値幅制限と、初期販売分についてはロックアップがあるのでご注意ください)

わかりやすく語り直すと、価格を上げていくためには、在庫をどんどん減らしていく必要がある、とも言えますね。

しかし、この在庫は「トークンの追加販売」が行われると、仕組み的に増えていく性質もあります

追加クラファンが実施されると、マーケットで流通されるトークン在庫が増えるため(ようするに希薄化する)、その点は投資家の立場としては注意するべきかもしれません。

フィナンシェ自体はクラファンサービスであることを忘れてはいけません。

追加クラファンはむしろ推奨されていますし、実際に多くのプロジェクトで追加販売は行われています。

あくまでロングタームな応援(と、ちょっとだけ投資目的)という観点で使うのがいいでしょう。

最後に宣伝。

ぼくが運営する投資家向けオンラインサロン「ICL」では、現在フィナンシェの話でかなり盛り上がってます。

他になかなか情報交換できる場所もないと思うので、けっこう貴重な場になってると思います。

入会金のみでずっと在籍できますので、関心がある方はこの機会にぜひどうぞ〜。

あと、1月に予定しているCNGも、ぜひぜひチェックしてみてください!かなり面白い企画になると思ってます。事前登録も集めてますよ〜。


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