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幻想から生まれる無意識そして現実世界とのはざま 


2013年から2014年、プラネタリウム番組の取材でカナダイエローナイフに延べ3カ月滞在し、晴れれば連日オーロラの撮影しました。

普通の感覚からすると、オーロラを見るのには寒い冬じゃない?と思っている方も多い気がしますが、実は夏から秋にかけても充分オーロラの光を楽しめます。

特に秋は、まわりの景色も美しくおすすめします。 

稀にですが、カナダイエローナイフは湖が多くて水面に綺麗に反射し上下にシンクロしたオーロラを楽しめる方もいらっしゃいます。

そして撮影のお話し。

私にこの幸運はふいに突然現れました。

このカナダの奥地では、風が吹かないと言うことは、そこに〝音〟が無い、という事。

動かない星と湖面、激しく踊るオーロラ。

まさに、この世のものではない美しさ荘厳さであったとお伝えしたいです。

人は普段から、いろいろな動きにより時間を感じると思っています。

音もなく、オーロラの光のみが踊り、時間の進みは止まってしまったかのよう。

少し時間が経ったような気がして時計を見ると一時間経っていました。

もちろんその間撮影をしているのですが、あまりにも異次元感が激しく、全く時間感覚が狂ってしまったのです。

何かに集中するとなんらかの変性意識状態になりやすい。と思っています。


湖面に映るオーロラ



※つづく




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