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就活相談(?)を2週間でやめた話

3月上旬に内定が出て承諾してからもうすぐ2カ月が経とうとしている

Matcherで何人かの社会人の方にお世話になったので、僕も学生ながら業界や会社の情報共有ができればと思い、内定者として就活生にマッチングを開放した。

結論から言えば、面接内容を聞く→僕の話した内容を聞こうとする人が殆どだったんで辞めたという話。

僕のMatcherの使い方

Matcherを知らない人の為に説明しておくと、

Matcherは、国内最大級のOB訪問支援サービスです。大学の先輩以外でも、気になる企業の気になる人に気軽にOB訪問をすることができます!(Matcher公式より)

要は行きたい会社に知り合いとか、OBOGがいなくても調べてマッチすれば話を聞きに行ける!というもの。

同じ業界を志望してる友達も少なかったし、大学キャリアセンターも使い方がよくわからなかったので重宝した。

人事の人と違って実際に現場で働いている人に話を聞けるので、僕のやりたいことがその会社でできるかとか、自分が会社の風土に合ってそうかとか、かなり具体的にイメージできるので非常にお世話になった。

スカウト的なものも来たので、名前も知らなかったけど面白そうな会社に話を聞きに行ったりもした。

僕に寄せられた質問はそういうのじゃなかった

でMatcherで会った大人の方々のおかげもあり、

無事一番行きたい、というか当時そこしか受けてなかった会社に内定をいただいて、「どうせなら今ある業界の知見とかシェアできればいいな~」と思って学生側だったMatcherを内定者として再登録した。

中には情報収集の手段とか、内定先と競合の違いとか、業界研究に近い質問もあったので答えうる限り共有させてもらった。

でもだいたいの学生の質問は、面接内容とフロー内の課題に関するものが殆どだったんですよね…

「〇次面接って何聞かれましたか?なんて答えましたか?」

「この課題って何についてやりましたか?」

こんなの教えるわけなくない?ウルトラ教室じゃないんだから。

これ質問じゃなくてカンニングの打診でしょ。

確かに就活生から見た同期内定者はイコール「自分のこれから通る選考フローをすでに通過した人」なのかもしれないし、選考通過に向けて少しでも面接対策を積むのはいいと思うんだけど、面接内容だったり、課題の内容をパクろうとしてるのかわからないけど、僕の主観的には違和感があった。

少なくとも僕は面接内容なんて事前に聞いてなかったし。

これを教えてしまうと恐らく面接官や人事の判断にも支障が出ると思ったので答えずに辞めてしまいましたという話。

そもそも面接内容を聞くという行為自体意味を成していない(と思う)

と思うんですよ。僕は。

就活というか、内定の取り方って人それぞれ違うと思うし、人の通し方も面接官によって違うという僕の仮定が正しいとするならば、

僕が1次から最終まで話たことをそっくりそのまま話したとしても受かるかわからないでしょう。就活って大学受験と違って模範解答なんて無いんじゃないかと思う(その不確実性が僕らを深く悩ませるよね~)。

逆も然りで、同じ質問なんて来るかわからないじゃない?

先日お世話になってたインターン先の同期とオンラインで飲んだ時に、たまたま同じ会社の最終面接を受けていて、彼はフェルミ推定を課されていたのに僕は課されていなかった。

これはだいぶダイナミックに違うけど人によって面接内容も(多分)違うんですよ。

だから選考通った人に選考内容とか、課題とか聞くのは就活というか、採用の本質をとらえてないので、あなたにとっても、会社にとってもするべきではないというのが僕の意見であります。

僕も調子に乗っていた(内定者は安易に就活相談するべきではない)

内定者も安易に就活相談するべきではないと思った。

僕の考える理由は

・内定者の答え=正解ではない

・正当な採用判断ができなくなる恐れがある

の2つ。

・内定者の答え=正解ではない

これに関しては上記の通り。僕の志望理由を一字一句変えずにそのまま話したとしても採用されるとは考えにくい。

これは憶測にすぎないけれど、

特にベンチャーとか、採用人数が少ない会社では明確に欲しい新卒のペルソナが決まっているところもあるかもしれない。そしたら同じペルソナの枠が埋まっていたら後の人は採用されないとかあると思う。

加えて、人の志望理由をそのまま言って不採用になった場合は誰のせい?

「教えてくれた通り話したのに不採用になりました!」

っていう事態が起こったときにアドバイスした側はもちろん責任を取れないし、アドバイスされた側も自分で考えてないわけだから反省のしようがない。

多分これ誰も幸せにならないんですよ。

・正当な採用判断ができなくなる恐れがある

これは採用側に立った時のデメリット。

オーガニックな当事者の人間性を見ようとしたときに借り物の志望理由は間違いなくノイズになる

仮に採用したとしても入社後の満足度は低いんじゃないかな。

まとめ(僕が思う内定後すべきこと)

これは多分人によって違うと思うんだけど、内定後すべきことは

僕は業界研究や企業研究のアップデートを怠らないことだと思う。

内定後って、内定がゴールだと思ってるとすることが無いというか、就活以前の生活に戻ってしまう。サークルやったりバイトしたり。

でも見方によってはキャリアがもう始まってるとも捉えることができる。

入る会社が決まってるなら、入社までの一年間、その会社が何を作ったとか、競合の動向、使えそうな資格を調べてみてもいいかもしれない。

そっちの方が自分のためだし、会社のバリューにもなるし。



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