ボリュームライセンスの切り売りは合法ではない

たまにブログやユーチューブでボリュームライセンス版Officeの切り売りは合法だと主張する人がいます。しかし民事で訴えられて賠償させられた判例があります。

しかもこの判例の被害金額は、詐欺業者の販売価格や割安なボリュームライセンス価格ではなく、正規品単品販売時の価格から算出されています(Office一本当たり67,932円)。

また2014年に開発者向けライセンスを転売していた人物が逮捕された例もあります。

福島県いわき市に住む自称ホームページ製作業の男は、マイクロソフト社のソフト「オフィス」や「ウィンドウズ」の認証コード(プロダクトキー)を販売するサイトを開設していたが、その際、同社のロゴを無断でサイトに使用したことにより、6月16日、まずは商標法違反で逮捕された。
また、その後の調べにより、男が販売していたプロダクトキーは、すべて違法に入手したものであることも発覚する。
男はマイクロソフト社製のソフトをダウンロードできるIT技術者向け有料サービスに加入。転売禁止の契約を破り、入手したプロダクトキーを個人や法人に市価の約半額で販売し、約400万円の利益を得ていたことで7月4日に二度目の逮捕となった。

https://gendai.media/articles/-/41046

この件について犯人がネット右翼と言われる人だったので、一部のメディアは熱心に取材したようですが、同じくらいの熱量で不正Office問題について取り上げて欲しいものです。何社かマスコミにメールを送っていますが現状取り上げてくれたところはありません。

ネットは間違った情報を流す人がいるので気を付けましょう。


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