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【木曜:興味のあること③】すみません、宝塚の観劇感想です。そして贔屓のことしか語りません。
こんにちは、アスカです。
タイトルの通りです。
先日雪組公演を観劇してまいりまして、
そしてオタクは語らずにはいられない生き物でございまして。
ご容赦ください。
以下、
雪組公演「Lilacの夢路」並びに「ジュエル・ド・パリ!!」のネタバレを含みます。
また、すべて私個人の着眼点と意見であり、取り上げる部分も大いに偏っております点をご了承ください。
取り上げていない部分を軽視する意図はございません。
<全体の感想>
お芝居・ショー合わせて、
「あ、宝塚観たな」って感じだったなと思います。
初心者さんにも入りやすい、定番セットをお出しされた印象でした。
特にお芝居は、いろいろ言われていたのを事前に見聞きしてしまったうえで臨みましたが、
逆にそのせいなのか、終わった後に「思ってたより良かったけどな?」と思いました。
自分の好きなスターさんに見せ場があったから全体の印象がいいだけで、フラットに見るとまた違った評価になるのかもしれませんが。
ともあれ、新トップコンビのお披露目公演、また退団される七名の最後の公演、かつ宝塚大劇場では109期生の初舞台でもありますね。
東京千秋楽までつつがなく行われますことをお祈りしております。
<お芝居の感想>
「Lilacの夢路」は、プロイセン王国時代の、とある貴族一家のお話。
鉄道事業によって家の拡大・ひいてはドイツ語圏の統一を夢見る主人公と、彼を支える四人の弟たち、そして主人公の夢を実現する鍵を握る女性の物語でした。
奇しくも、先代トップスター望海風斗さんの退団公演「fff」の次の時代のお話なんだなぁと思いました。
その公演で現トップスターの彩風さんはナポレオンを演じておられましたが、
まさにそのナポレオンが去った後、
産業革命でヨーロッパ半島の勢力図が変わっていくあたりですよね。
確か「fff」の中でも、通信の重要性が指摘されていたような…うろおぼえですが。。
プロイセンもこの物語の中ではまだ「ドイツ語圏」の一国家ですが、
数十年後にはフランスを戦争で破ってドイツ語圏を統一し、「ドイツ帝国」となる。
(世界史で、この帝国皇帝の戴冠式が「フランスの」ヴェルサイユ宮殿で行われたって習ったので、よく覚えてます。衝撃的でした)
その興隆の先駆けとなった存在として、
本作のドロイゼン家が描かれているようです。
しかしですね、やはり鉄道の話などは初見で言葉で説明されると結構難しいもので。
その点に関してはちょっと作り手の思いが入りすぎたのかなぁと思いました。
私も作り手の端くれなので、
「考えたことや熱い思いをすべて込めて送り出せば相応の好反応がある、とは限らない」とは知っていますし、
むしろ「何を省くか」が腕なんだろうなと思っています(それができたら苦労しないんですが)。
キャリア初期の作品というのはそういうものなんだろう、という感じです。
えーまあとにかく個人的にはもうドロイゼン兄弟の並びが良すぎてですね。
あぁでも、こうして同じサイド(全員味方)の路線スターさんたちを見られるのは最初で最後なんだろうなぁ、なんて思いながら観ていました。
<ショーの感想>
ジュエル・ド・パリ!!
ザ・宝塚。って感じのショーでした。
久々に体感15分を経験しました。
構成とかが宙組の「Deliceux!」に似ていたような。
そういえば、こちらも一本物直後かつ新トップ娘役お披露目公演でしたね。
マリー・アントワネット的な人が最後にお衣装パージしたりとか、終盤の大人数でのカンカン踊りなどもDeliceuxを彷彿とさせました。
(歴の浅いファンなので、「そういうのはこれまでもあった」ということであればすみません。。)
個人的には、
キラキラテープの滝を見て「あ~~~~~いま私藤井ショー観てる~~~~~~~!!」という爽快感を味わいました(笑)
何か、最近はあれがないと物足りなささえ感じます。
さて、全体的な感想はそこまでにして…。
<blu-ray買う個人的ポイント① 有栖妃華さん>
昨日の記事でも触れました、雪組の歌姫・有栖妃華さん。
(そしてしつこくしつこくリンクを張る)
今公演…大活躍だったのでは…?
まずお芝居「Lilacの夢路」では、専科の美穂圭子さん演じる魔女の従者的な存在?「夢人」役。
夢人は合計4名でしたが、
あのメンバーは雪組選抜歌姫ユニットってことでいいですよね?
だって美穂さんと歌えるんですもの!?
っていうか有栖さん美人さんですよね!? いえ前からかわいらしいことは知っていたのですが、大人びてきて(成人女性です)美しいにシフトしてきた感じがしました!
怪しくも美しい、硬質なミステリアスさが素敵でした。
セリフはないシーンでも見てしまう…。
そしてショー「ジュエル・ド・パリ!!」。
中詰め前のシーンで下級生を引き連れてのソロ歌唱シーンがありました…!
ソロは「シルクロード」以来なのではないかしら。
事前に情報を得て知っていたため全力待機し、
そして全私が泣きました。
…思ったより短かったけど。(もうワンフレーズくらいあってもよかったと思う)
あのシーン、周囲で結構オペラが上がっていた気がするんです。
え、時代来てません!? とうとう世界が彼女を見つけたのでは?!!
今公演、ショーの最初の方では最前列中央寄りで踊っていて、
デュエダンでもカゲコーラスに参加。(カゲソロは美穂さん)
昨年の「ODESSEY」ではちょこちょこおいしいポジを与えられていたし、
「蒼穹の昴」でも名無しの役の中では目立っていたと思いますし、
私はワクワクが止まりません…!
これからも心から応援しています!!
<blu-ray買う個人的ポイント② 和希そらさん>
なんか…たぶん落ちてる気がする…
お芝居では大半軍服でしたが、
油断したころに満を持して貴族ぽい服で出てきたのを見て私は思わず「なんやねん!!」と心の中でキレ芸を披露していました。
やたらキラキラしてる服着てませんでした?
お役のゲオルグ君は、三男坊(中間子)の割に落ち着いてるなぁ(偏見)…と思ったのですが、
職業が軍人であることと、
次兄が長兄に対していろいろ思っているのを感じていたのもあるのかなぁ、と。
長男が当主として(時に強引に)道を拓いていこうとし、
それを支えるのと同時に振り回されるため意識が「上」に行きがちな次男…という構図では、
三男の彼が上と下の重要なつなぎ役であり、下の兄弟のお守役なのかなぁなどと思いました。
作中で「末っ子が兄弟の要」というセリフがありましたが、
個人的には三男の彼がそうであるような気がしました。
年の近い三男は、弟たちにとって身近なお兄ちゃんだったのではないかしら。
上二人とは年が離れてそうで、
そうなると「大人」というか、別次元の存在として見ていそう。
そんなわけで、実質三人兄弟の長男みたいな雰囲気になっていたのかなと。ちなみにお役について考察するのは危ないところにいる証拠だと思います。
あと相変わらず声が良きですね。
ショーではクレオパトラで界隈に激震が走りましたが、
個人的にはそれよりも美穂さんとのセッションと、十字架シーンの黒服でのダンスが好きだったなぁ。
なんっか目で追ってしまっている自分に気付いたんですけども、
これはやはり落ちているのでしょうか。
もう遅い気がします。
<あー楽しかった!>
それはそれとして。
久々に、終演時ふわーっとなったしblu-ray欲しいなと思いました。
好きな役者さんが楽しそうなのを存分に観られるというのは本当に良いものですね。
そんなわけで、東京千秋楽辺りまでに自宅のテレビを配信に対応できる大きなものに買い替えようかいま真剣に悩んでいます。
なお、千秋楽は以下の通りライブ配信されます。
宝塚大劇場千秋楽 5月28日(日)13:00~
東京劇場千秋楽 7月16日(日)13:30~
当日までチケット買えますので、
ご興味ある方はぜひに。
大丈夫、怖くないですよ!(笑)
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2023年5月18日
アスカ
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