なぜ、あなたのコンテンツはバズらないのか? 中堅ツイッタラーの私がツイートをバズらせるために考えていること。
ツイートがバズったことのないすべての人に捧ぐ
私が、この記事を書く理由は、他の人の発信する情報を見て「いい情報なのに、これが拡散しないのはもったいない!!!」と思ったことが人生で一度や二度で済まないからだ。
あなたが情報発信するときに「バズらせる」力がないと、誰にも見られないで終わってしまう可能性がある。
たとえば、人生をかけた渾身の転職エントリを書いたのに、数いいねついただけで終わるなんて悲しいではないか。
だから、この記事を書いた。
私はコンテンツをバズらせるのが得意な方らしい。
Yahoo!ニュース1位
はてなブックマーク総合1位
Qiita・Zennデイリーランキング1位
は、全部取ったことがある。
私にとってツイートがバズることなんて珍しくない。
ツイートがテレビに取材されたこともある。
もちろん私よりもツイートをバズらせてる人なんて、この世には腐るほどいる。しかし、バズらせるコツを解説した記事はまだまだ少ないのではないか。
バズるには意外性が必要である
情報がバズるには「意外性」が必要だ。
あなたが根っからの善人の場合、ツイートをバズらせるのは難しいだろう。
なぜなら善人の言うことは非常に似通っている。
「周りの人と仲良く」「友人を大事に」「お金に執着してはいけない」
これらは無論大事なことだが、大事なゆえに見向きもされない。
試しに先ほどの言葉の「逆張り」をしてみよう。
「人生には戦わなければいけないときがある」「友達なんていらない」「金は命より重い」
どうだろう、こちらの方がウケそうなコンテンツの見出しになったのではないか。
意外性を持つ情報は「希少」なため、注目されやすいのだ。
バズるには面白さが必要である
面白いコンテンツなら、自然にバズる。
そんなことは誰もわかってるだろう。
問題は、その面白いコンテンツを作るのが難しいという点だ。
現時点でツイートをバズらせるのに一番簡単なのは、自分が面白いと思ったコンテンツの感想や引用である。
なぜなら、そのコンテンツをあなたが面白いと思った時点で他の人が面白いと思う確率も高くなるからである。これが、あなたが1から生み出したコンテンツだと、そうは行かない。
※ あなたが1から生み出したコンテンツをウケさせようと思ったら、一度公開する前に、自分で何度も読み直したり、信頼できる身近な他人にレビューして貰うなどしておこう。
たとえばあなたが手っ取り早くバズりたいなら、あなたが面白いと思った本の内容を片っ端から引用すればいい。
この方法がいいのは、自分になんの権威がなくても著者の権威性を盾にできることである。
今は目の肥えた人が多いから、本屋に平積みされているようなメジャーな本より、マニアックな本を探すといいだろう。なるべく著名人が書いたものが望ましい。
バズるには拡散力が必要である
あなたがYouTubeで動画を見たいと思った時、TOPページから見たり、検索して動画を探すことが多いと思う。
そして、よっぽどのことがない限りコンテンツを「新しい順」で見ることはないだろう。
それだけ新着コンテンツは、注目されづらい。既に人に評価されている面白いコンテンツを見たほうが、このご時世、タイム・パフォーマンスに優れているからだ。
どんなに面白くて優れた洞察を持つツイートでも人々に見つけられなければ意味がない。
ツイートがバズるには、拡散力のある人にリツイートして貰うのが一番だ。
ここでいう拡散力のある人というのは、日々発信を続け、フォロー数に比べ、フォロワーが多い人のことだ(具体的に言えば1:2以上が望ましい)
そういった人をフォローし、引用リツイートやリプライなどでポジティブな反応をしよう。
大事なのは他に見ている人も面白いと思う「意味のある」コメントをすることだ。媚を売ることではない。
もっとズルい方法もある。
自分のツイートが偶然バズったときに、使える方法だ。
拡散力のある人に反応してリツイートして貰ったら、即座にフォローバックし、相手のツイートをいいねしにいこう。
あなたのツイートに反応してくれたということは、悪意を持ってないことが殆どだからフォローバック率は高くなる。
そして、いいねをすることで、こちらから好意を持っていますよということをアピールするのだ。
※ フォロワー数に比べフォロー数が極端に少ない人相手にこれをやっても効果は少ないだろう。フォロー比率を気にしてる確率が高いからだ。
バズるには勢いが必要である
ツイートがバズるかどうか見極める簡単な方法がある。
実際にツイートをしてみて、いいねが付くスピードを見ることだ。
残念ながら、力を入れたツイートがバズらないことなんて、全然ある。思うように、いいねがつかなかったらそのツイートは諦めよう。
過去にバズらせたコンテンツはどんな目論見で書いたか
テレビにも取材されたツイートだ。
まずこのツイートを出すのに考えたことは以下のようなことである。
珍しい目覚まし時計を買った
↓
朝弱い人というのは意外と多い。リーチするのではないか。
↓
これをアプローチするのに最適なツイート文はなんだろう
ツイート文の構成も考えた。
まずはJRの駅員さんも使っているという情報も入れ、権威性をつける。そして、キャッチーは過剰なぐらいが丁度いい。
次にケレン味のあるフレーズとして「死んでる人間以外は絶対これで起きる」と続ける。
最後に定価を出す。ここが一番インパクトのあるところだと考えたからだ。
値段を出すことで「絶対に朝起きられる目覚まし時計は安いのか、どうか」という論争も起こせるだろうと狙った。
初めて万を超えたバズだが、これが一番構成を考えたツイートだと思う。
これは、つい先日バズったツイートだ。
このツイートは、こんな目論見で書いた。
ただでさえ、今は競争社会・学歴社会なので頭脳にコンプレックスがある人が多いだろう。
↓
ならそういう人たちの溜飲を下げる記述がある本の記述はウケるのではないか。
このツイートのズルいところは、それだけでなく、著者の主張を意図的に隠してあることである。この著書の後に続く文を見ればわかるが「頭が悪いが物事を成し遂げる人」は物事の後始末が大変になるので、「頭がいいし物事を成し遂げる人」を雇えという身も蓋もない結論になる。
つまり、著者の主張によると頭はいいにこしたことがないのだ。
それでは多くの人の心に「響かないから」あえて、情報を抜き出したのである。
税金を過少申告して逮捕されたニュースは多く聞くが、「納めすぎ」は珍しいのではないかと考え、このツイートをした。
あとは単純に、横浜市の表現が面白いからウケそうだなと思った。
個人的に気に入っている「浅いんだよな」で始まる構文は、普段はあまり受けないのだが、ここでは「通」の感じを出すのに、うまくハマったようだ。
ツイート以外にも、ウケた技術記事を紹介する。
世の中にWebサービスを作っている人は沢山いるが、作る前段階で挫折している人は更に多いのではないかと考え、その人達にリーチするような記事を書いた。
VRという元々キャッチーな話題に、NeosVRが技術的に非常にオープンだという意外性を感じたので、その感情をそのまま記事として表現した。
日頃からウケるツイートがどんなツイートか研究しておく
私の中で「1%ルール」と呼んでいる大切な指標がある。
それはフォロワー数の1%のいいねがついたら、そのツイートはウケているというルールだ。
たとえばフォロワー数が1000人だったら、10いいねつけば上出来である。
※ もちろん挨拶代わりにつけてくれているいいねなどは除く
そういったツイートで、どういうツイートがウケやすいのか傾向を掴んでおくのが大事だ。そして、そういったツイートを増やしていくことを考えよう。
普段ヒットも打てないのに、いきなりバッターボックスに立ってホームランを打てる人など稀だ。
だから普段からウケるツイートとは、なにか探り続けよう。
最後に
以上が、私の考えるコンテンツをバズらせる方法である。
一番重要なのは、日頃あなたがコンテンツと接していく中で、ウケるコンテンツがなにかを考え続けるということだ。
この記事ではツイートを主な例として出したが、これはブログ記事や技術記事でも通じるコツだろう。
この記事が少しでも、あなたの参考になれば幸いである。
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