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【小説版】まんがでわかる7つの習慣⑥

第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される

人は誰しも自分の事を分かってもらいたいと思っている。
そこに共感し、理解を示そうとしない人には振り向いてはくれない。
へたな交渉術や会話術で相手に向きあっても、
身構えられてしまうし、気分的で一貫性のない態度で接しても相手の信頼を得られない。

この様な自分本位のコミュニケーションは止め、相手のペースに合わせる努力が大切だと仰られている。

相手を理解する事に徹すれば、やがて相手は自分の言葉にも耳を傾けてくれるようになるのだと。

「共感による傾聴」

興味のあることなら注意深く聞くが、興味がないと話だけを選択的に聞いてしまう人が多いという。
相手の目線で話を聞き、心の底から誠意をもって相手を理解しようとする聞き方がこの「共感による傾聴」なのだと…

相手が「何を言ったか」ではなく、「どう感じたか」に耳を傾けよう。と述べられている。

さらにコビィー博士は、
「自叙伝的反応」から「心の底から理解しようという聞き方」へのパラダイムシフトが必要だと仰られている。

人は他人の話を自分の経験で解釈したり、評価しようとする聞き方をする。
自分の人生の物語(自叙伝)を参照しながら、他人の話を聞いてしまう態度であり、悩みを打ち明けられると、つい「私もそうだったから、君もこうしなよ」と自分語りを始めて助言してしまう。
これは「相談に乗ってあげた」と自分は満足できるが、肝心の相手は「私の話を聞いてくれた」と感じない。「私のいまの感情を分かち合ってくれた」とはとても思えないからなのだと…

共感による傾聴は、心から相手を理解したいという誠意がないなら、やらない方がいい。上辺だけの傾聴(もどき)は、相手を傷つけ、人間関係を壊してしまうからだ。

【小説版】まんがでわかる7つの習慣/フランクリン・コビィー・ジャパン監修 山神碧文


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