お金関係の書籍 その参②

第Ⅱ部 価値とほとんど無関係な方法で価値を評価する
第4章 すべてが相対的であることを忘れる

私たちはモノやサービスの価値を計る時に、相対的な比較をして一番お得なものを選択しようとするのだと仰られています。
適正価格より吊り上げられた値段に対して、値引きの表示とともに本来の価格に戻されただけのシャツであっても、然もそれがお買い得のように刷り込まれてしまう。
比較の対象を安易な手段で選び、本当に価値があるかどうかを探すのを諦めてしまうのだと。世の中にはこの「相対的な選択」をさせて、売り手が一番買わせたいモノやサービスを買わせる仕掛けがいたるところに潜んでいると述べられております。
本パートでは、この仕組みを理解し、自分の価値基準で判断を下していく事を養っていく事が目指すところではないでしょうか?


無料より安いものもある お金の行動経済学/
ダン・アリエリー&ジェフ・クライスラー 櫻井祐子訳

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