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囲碁の世界にはオンラインサロンが必要

囲碁ファンの悩み

多くの囲碁ファン(高齢層は別として・・)の悩みとして

・身近な囲碁仲間がいない
・同世代の囲碁仲間がいない
・同じぐらいの棋力の囲碁仲間がいない
・囲碁入門後のフォローがない

ということがあると思います。

家の近くの碁会所・囲碁サロンを探して勇気を出してドアを開ける
うわ、年配の男性ばかり・・・

お店の人「どれぐらい打てるの?」
あなた「○○級ぐらいだと思います」
お店の人「・・・ふーん」

理想の碁会所探しはほぼ無理ゲー

そんな囲碁難民?の方々が理想の碁会所を懸命に探しています。
Google の検索キーワードを調べてみると例えば「碁会所」と一緒に検索されているキーワードとして・・

碁会所 若者
碁会所 初心者
碁会所 大人 初心者

などなど。

しかし残念なお知らせですが、検索された方が求めているような理想的な(若者が多くいて、入門・初心者に優しい)碁会所・囲碁サロンがお住まいの場所の近くに見つかる可能性は・・・とても低いです。東京、名古屋、大阪などの都会ではまだ希望はありますが・・・

また、そういう碁会所・囲碁サロンを新たに立ち上げようとする人もいると思います。いろいろな場所にいくつか誕生してくるかもしれません。

それでもなお、それがあなたのお住まいの場所の近くである可能性は・・・やはりとても低いと思います。

ネットに対局相手はいるが、囲碁仲間ができるわけではない。

オンライン対局はどうでしょう。
ときとして世界の何千人が同時ログインしていて自分と近い棋力の対局相手を探すのは難しくありません。
でも、いわば行きずりの対局相手はいても囲碁仲間ができるわけではない。それが多くのオンライン対局場ではないでしょうか。

Zoomでオンラインの位置づけが変わってきた

コロナ禍で多くの人がZoomを使うようになりました。
職場の仲間などとZoomをすることによってオンライン・インターネットの位置づけ・イメージが微妙に変わってきていませんか?

世界の見知らぬ多くの人とつながる
      ↓↓↓
自宅にいながら知ってる人と交流(交遊)

もともとSNSというものは、学校・職場・地域など従来の地理的成約にしばられた人間関係に代わる新しい人間関係として私たちの中に浸透してきています。
そこにZoomという、顔が見え、声が聞こえるものが組み合わさることで地理的成約を超えた新しい人間関係(仲間・友だち)が可能になってきていると思います。

クローズドな会費制SNS + Zoom→ オンラインサロンは囲碁と相性がいい

SNSにも二通りの使い方があって全世界に開かれたオープンな場と一部の人に限られたクローズドな場です。
趣味嗜好が一致する人たちの集まるクローズドなSNSにZoomなどのコミュニケーションが加わったものであって、さらに会費が必要なものをここではオンラインサロンと呼ぶとしましょう。

それと囲碁はとても相性がいいのです。なぜなら・・・囲碁というゲームそのものはリアルであってもネット越しであっても何一つ面白さ・楽しさに差がない。ネット囲碁に足りないのは人と人が対面するつながり、人間関係ですよね。そこがSNSやZoomが補完できるわけですが、匿名のインターネット空間での人とのつながりには怖さもあります。継続的な会費払い(クレカ決済等)があることによって一定の質、安心感が担保されることになります。

碁会所・囲碁サロンもオンラインサロンを始めよう

オンラインサロンというものがリアルの箱(建物・部屋)を持っている碁会所・囲碁サロンに置き換わっていくという話ではありません。
そもそも碁会所・囲碁サロンというものが場所貸し・道具貸しのビジネスなのかどうかということを考えみる必要があると思います。
場所貸し・道具貸しであるとすると付加価値も限定的ですし、今般のコロナ禍のようなことがあったときに大きな打撃を受けることが避けられません。

碁会所・囲碁サロンは実はいつもの囲碁仲間との時間・リーグ戦などを提供するコミュニティビジネスであり、囲碁教室・インストラクター指導などを提供する教育ビジネスである、と捉え直すときではないでしょうか。

メールマガジンを発行していたり、席亭と常連のお客さんのLINEグループを作ってオンラインのつながりを作っている碁会所・囲碁サロンも増えてきていると思いますが、そこからもう一歩、踏み出してみてはどうでしょう。

箱を持っている強みはいろいろ活かせると思いますし、もしも家賃が負担になってきたときの選択肢もふえます。

もともと碁会所・囲碁サロンは「月極席料」という月額○○円を払えば無制限に利用できるという、サブスクリプションの先駆けのようなことをやってました。

碁会所・囲碁サロン=コミュニティ・教育ビジネス
地域のお客さん+遠隔地のオンライン会員

いかがでしょう?

冒頭に書いたように日本中に囲碁難民がたくさんいると思うのですよ。
もしかすると「囲碁人口」としてカウントされているその何倍もいるってこともあるかもしれません。
それぞれ特色をだしたオンラインサロンという受け口をつくっていきませんか?


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