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【囲碁】自戦解説 田尻悠人五段との指導碁

こんにちは。
 
IGOcompany【U】です。

囲碁をビジネスに起業して「宇佐美囲碁教室」っていう教室を運営したり、武蔵小杉の「永代塾囲碁サロン」にて指導碁や交流会をしたり、

「新百合囲碁学園」の学園長を任されたりしながら、世田谷や麹町、大学などでも囲碁を教えて、ご飯を食べてます。

今度八王子でも教室を持つことになったので、もう少ししたら詳細を告知致します!

明日、木曜日は、武蔵小杉の「永代塾囲碁サロン」にて、

宇佐美囲碁教室」の木曜教室と交流があります。

体験は2,200円。

予約は必要ありませんので、良かったら気軽に遊びに来て下さい^^。

さて、

本日のnoteは、

先日田尻悠人五段の指導碁を受けたので、その学びを書いてみようと思います(拙い碁ですが、参考になる部分があれば嬉しいです)。

いちおう、このnoteは(後半ボロボロになっていくので、その部分だけを)有料に設定していますが、

ほぼ8割くらいは無料で読めるようにしました。

先程も言いましたが、少しでも参考になる部分があると嬉しいです。

ちなみに、棋力的には、僕は野狐七段くらいの実力です。

それから、

このnoteでは、囲碁の棋力向上に役立つ有料の棋譜解説を、こんな感じで発信していたりもします。

ちょっと宣伝で申し訳ないのですが、

今のところすべての有料記事がまとめて読めるマガジンを5980円に設定しています(全部書き終えたら、もう少し値段を上げるつもりですので、良かったら今のウチにご購入下さい。今まで培った知識や経験を詰め込んでいます)。

これから書く分もマガジンに追加していく予定です。

どんな記事があるかだけでも下のマガジンをクリックして眺めてみて下さい。←ちなみに、今ある有料note分だけでも間違いなく5980円よりお得です。

それから、

このマガジンからも、

今まで出版した2冊の書籍の内容も読むことができるので、

【囲碁】いちばん最初の「アタリ」のドリル (いちばん最初の囲碁シリーズ) | 宇佐美 太郎 |本 | 通販 | Amazon

【囲碁】三々定石の基本事項を総まとめ あなたは三々定石を知っていると自信を持って言えますか? | 宇佐美 太郎 |本 | 通販 | Amazon

もし興味があれば、クリックしてみて下さい^^。

以上、すみません、宣伝でした。

それでは、棋譜解説を始めてみます。

(良かったら、碁盤に石を並べながら解説を読んでみて下さい)。

【1手目~85手目まで】

僕が黒番で二子局です。

無料の棋譜解説は、この85手までを中心に進めていきます。

ちなみに、この時点で二子の貯金はほぼなくなっていて、AIにかけてみると形勢は、本当に(微差で)ギリギリ黒良し。

黒は、何か力を発揮しないといけないなぁといった局面です(なので、ここから無理をして崩れて行ってしまいました@そちらは有料部分で)。

【序盤の布石 1~19手目まで】

序盤は、ちょっとゆったりとした布石です(布石は打ちたいように打つのが良いと思うので、大筋が合っていれば十分だと思います)。

右上隅は両ガカリにコスミを選択。今では、ちょっとアマイと言われている変化かもしれませんが、二子局ですし、これで簡明で十分な形だと思いました。

白19に対して、黒がどう打てば良いのかは、ちょっと悩む局面ですね。

※この20手目の段階で、どこが好点なのかをAIで調べてみたのですが、なんと右上隅の黒Aが大きという評価でした。思いもつかなかったところなので、ビックリしました。

【黒(僕)の選択は】

左下隅、黒20のコスミツケ。

黒14のケイマ受けの時も悩んだ着手です(ハサミの方が感覚が良かったかもしれませんが)。AIにかけてみると、黒14手目でもコスミツケが推奨されていましたね。今風って感じです(例えば、昭和の碁では、この場面でのコスミツケは稀)。

黒20のコスミツケから、黒22と打ち込む手法を試しました。白を強くしてしまう意味はありますが、左辺は与えますよ、その代わり隅の地は貰いますよという意図があります。

【黒32手目のノゾキ】

ちょっと筋が悪いかなと思ったのですが、

実戦は、黒32のノゾキを決めてみました。

下の図のように(これは一例の変化ですが)、

白からの隅に対する味を消している意味があります。

【黒34はちょっと筋違いだったかもしれません】

ノゾキを決めてから、黒34のツケ。

左辺の白がしっかりしているので、

まあ、いいかなと思ってツケたんですが、

その後に、ちょっと黒のほころびが出来たので、単に黒12の石からのコスミで頭を出すべきだったと反省しています。

【AIオススメの手】

AIによると、ここでは素直に隅を守っていて十分だったようですね。

【黒の失着】

白41に対して、黒は受けるのも利かされかなと思って、

黒42の一間トビと手を抜いたのですが、

この後、形が崩れてしまったので、やはり黒はAと自然に受けているべきでした。

【白からの出には捨てる石】

中央が厚くなれば、

そんなに悪い形勢にはならないと思っていたのですが…。

ちなみに、

下の図のように白2と出てくれば、

そのまま黒はノビて、黒△の二子を捨てるつもりだったので、

実戦の黒42は、捨てるつもりだった石を助けてしまった、という意味が生じてしまいます。

【黒の我慢】

白43には、黒44のツケコシ。

白47のノビに黒48と打たないといけないので、白49のアテに対して黒50。

ダンゴ石になって悔しい意味はありますが、

仕方ないのでグッと我慢しています。

【黒、安易な一間トビ】

黒52は、ちょっと悠長な手でしたね。

一間トビに悪手なしって感じで、安易に打ってしまっています。

白も51と切りを守ってくれたので、

まあ、こう打っていて悪くはないなと思ってたんですが、

僕が指導碁を打っているワケじゃなくて、格上の田尻先生に指導して頂いていたので、ここではもっともっと深く考えるべきでした。

【今だったら打ちたい進行】

黒1をキカシ、黒3と戻り(指導碁の時は、戻るのが嫌だなぁと思ってたんですが、これで十分だったようです)、黒5とオサエで上辺の黒石を安定させれば、まだまだ黒が悪くない展開。

黒5は打ち難いので、素直に下辺なども大場へ行く手も考えられます。

【AIにかけてみた黒の好点】

ちなみに、この黒52手目の局面をAIにかけてみると、

A~Eなどが好点だったようです(なるほど)。

個人的にAやDは打ち難いのですが、

CやEなどで打ち進めてみたかったです。

【黒64は、ちょっと気楽すぎる一手だったかも】

黒64の手は、検討の時にこれくらいでいいと思いますよと言われた一手ですが、今考えると、もっと地にカラく打っても良かったかもしれません。

ちょっと手厚すぎるような気がしてしまいます。

【黒70のツギが安易!】

白69のノゾキに、黒70とすぐに受けてしまったのも反省点です。

黒1と反発するのが良かったと思います。

【黒76と戻らないといけないのが悔しい】

白71の出から中央の力関係が変わり、

左上隅の黒76の急所に一手いれないといけないのが、黒は悔しい。

ここで、最初に出した、

【1手目~85手目まで】

の図に戻るんですが、

これ以降の展開を、

有料部分にしてみたいと思います。

もっとじっくり我慢を重ねながらヨセまで打つべきだったとおもうのですが、見切り発車で仕掛けて形勢を悪くしてしまいました

10分くらい時間を取って考えるべきだったんですが、指導碁の時間も限りがあるので、ちょっと焦ってしまいました(言い訳)。

納得のいくまで考えるっていうのは、本当に重要ですよね。

検討の時に、田尻先生も「指導碁だったら成功したような手ですね~」と笑ってました><。。。

それでは、無料部分はここまでにします。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!

読んでくれている方の、囲碁の知識の積み重ねに役立てば嬉しいです。

無料の「棋力向上に役立つ無料noteのマガジン」もありますので、

良かったら(眺めてみて下さい。

以下、

有料部分です(僕はどう打ったのでしょうか?)。

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