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【CSR vol.3】日本企業のCSR活動ってどんなかんじ?

こんにちは!下坂です。

前回に引き続き、CSRについて。
今回は、2021年の「CSR企業ランキング」で上位になった3社が具体的にどのようなCSR活動を行っているのか見てみましょう。

🌟KDDIのCSR活動

ランキングで2年連続1位に選ばれたKDDI。「豊かなコミュニケーション社会の発展に貢献する」という企業理念実現のために、

・安全で強靭な情報通信社会の構築
・多様な人財の育成と働きがいのある労働環境の実現
・エネルギー効率の向上と資源循環の達成
・ICTを通じた心豊かな暮らしの実現

などをマテリアリティ(重要課題)に掲げています。

実際にKDDIのHPには、企業のサステナビリティ関連情報が具体的に載っています。

具体的な活動としては、企業活動で人権に関して悪い影響を与えないよう予防や軽減策を行う人権デューデリジェンス(DD)を実施しています。また、サプライヤーと連携した紛争鉱物の取り組みやCSR調達に関する取引先へのアンケートなど、サプライチェーンでの人権問題等が起きないよう取り組んでいるそうです。

海外でも、モンゴルで光ファイバーネットワークによる地域ネットワーク構築、ネパールではカトマンズに隣接する小中学校(10校)のeラーニング環境整備とロボットプログラミング教育などを実施しているそうです。

🌟日本電信電話(NTT)のCSR活動

2位に選ばれたNTTはCSR活動において特に人権保護に力を入れています。有給休暇取得率は88.7%と高水準で、介護休業は最大1年6カ月まで取得可能など高い数値や制度が存在します。

興味深いのが障害者雇用率。その数字は2.7%と法定雇用率2.3%を大きく上回っています。たとえば特例子会社のNTTクラルティでは、四肢・内部・精神障害者は電話応対業務・電子化業務、知的障害者が紙すき事業、視覚障害者はWebアクセシビリティに従事するなど、それぞれの強みを生かした制度を整えて、高いレベルの障害者雇用を実現しています。

🌟富士フイルムホールディングスのCSR活動

3位には、新型コロナウイルス治療薬のアビガンの治験実施などで話題になった富士フイルムグループが選ばれました。創業の原点と言える写真フイルムは、製造時に「大量の清浄な水と空気」が不可欠であり、その原点を大切にするために、環境保全を前提にCSRに取り組んでいるそうです。

具体的には、2030年度までに自社の製品ライフサイクル全体でのCO2排出を50%削減する、2030年度までに社会でのCO2排出削減累積量90百万トンに貢献する、などの目標を掲げて活動を行っているそうです。

🌟おわりに

いかがでしたか?CSRといってもその内容は様々で、いろいろな角度からCSRに取り組むことができそうですね。これからCSRという言葉を見かけた際に、少しでも興味を持ってくれたら嬉しいです。

ではまたお会いしましょう!

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最近暑すぎて溶けそうです。