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【ベスト4】CSP15ポイント獲得だけを目指してシティリーグに臨んだ話

はじめまして。ポケカ歴2年のイゲと申します。普段はIPCS會というエンジョイチームに所属し、都内でポケカを楽しんでいます。

2023年2月のシティリーグS3で、初めて決勝トーナメントに進出できました。実力を考慮すると奇跡の結果です。
もう二度とないと思うので、記念と振り返りを兼ねてポケカnoteを書いてみます。使用デッキは「はくばアルセウス」です。

今回の目標

タイトルの通りCSP15ポイント獲得を目標にしました。
昨年11月のS1にて運良く15ポイント獲得できたため(定員64名・3勝2敗でベスト16)、あと15ポイント獲得してプロモカードをもらいたいというのが設定の理由です。
CSPに関するポケカ公式のページ

CSP15ポイントを獲得するには

今回も定員64名の会場が当選しました。なのでS1と同じように、ベスト16に入れば達成です。
いつもはすぐにデッキ選択に入るのですが、今回はその前に、目標をより具体的なものに落としていきました。

ベスト16に入るには3勝2敗が最低条件です。実際3勝2敗ではオポネント次第なのですが、相手の成績はコントロールできないので気にしないことにしました。

次にどうやって3勝2敗するかを考え、「実力で2勝2敗し、運であと1勝する」と決めました。実力でというのは、"お互いにデッキがある程度回った対戦で"という意味と思ってください。

そしてこれまでの経験を振り返ってみて、実力で2勝2敗するには「勝ちを目指す構築」よりも、「負けにくくする構築=事故や判断ミスがあまり起きない構築」が肝になると思いました。

2敗することを前提で考える人はあまりいないと思いますが、自分はプレイング技術や知識が拙いので、かなり現実的な設定だったと思います。


ポケカにおける「事故」とデッキ選択

【練習風景】ベンチが揃わず、5エネ付いてしまったアルセウスVstar

ポケカにおける事故とは、後攻3ターン目が終わるまでに、以下の内の2つが同時に起きている状態だと思います。
※()内は「はくばアルセウス」の場合

1・軸となるポケモンを置けない(アルセorはくば)
2・エネルギーを満足に貼れない(序盤でダブルターボが来ない)
3・デッキを回すサポートが引けない(特に後攻スタート時)

負けにくくするには、これらが起きにくいデッキであることがポイントそして選んだのが「はくばアルセウス」でした。やはりスターバースがあるので、上記2つが同時に起きづらいのが優秀な点です。

またこのデッキは、対戦中の自分の判断ミスも起きにくいと思いました。
基本的にアルセウスでサイドを2枚、はくばで残り4枚を取るというシンプルな作戦なので、次の一手を判断しやすいと思いました。
現環境は闘とはがねタイプが少ないというのも、選択を後押しした要因となります。

その他、上記3つを乗り越えやすいデッキとして、流行しているロスト系やミュウもあると思います。
ただロスト系は、はなえらびをはじめとして、対戦中に選択を求められることが多いです。そのためプレイングが拙い自分が使うと、気付かないうちにミスする可能性があると思いました。ロストカイオーガを使いこなす人を本当に尊敬します。
ミュウはそもそも必要カードを持っていないのでやめました(笑)


各カードの採用理由

2月に入ってからジムバトルに出場したり、チームメンバーに協力してもらって対戦を重ねました。そしてシティで使ったのが以下の60枚です。

デッキ名「事故らないことを第一優先したはくばアルセウス」

アルセウス4-3
2ターン目でスターバースを使いたいので、Vはもちろん4枚

はくば2-2
ベルトをつければ280ダメージというのがシンプルで良い。

ホシガリス
最初はかがやくゲッコウガを入れてた枠でした。
しかしジムバに出た際、手札にエネが溜まり過ぎて、トリニティノヴァでエネ加速できないことがあったので、ホシガリスと交代。ビーダルと合わせると本当に便利です。

森の封印石
自分はジャンケンが弱い(後攻になる)ということを考慮しました。
相手に先2で雪道を出されても、好きなカードを持ってこれるのが強みです。
またはくばスタートでアルセウスを出すタイミングがない展開でも、盤面を整えることができます。(当日のジャンケンは2勝5敗でした・・。)

ポケモンキャッチャー
「運で1勝」を掴み取るための1枚。メロンとボスを同時に使いたいタイミングがよくありますし、コインで表が出れば相手に奇襲をかけられます。お守り代わりに1枚入れておきました。ちなみに当日は一度も使いませんでした。

ジャッジマン1/博士の研究3
ロスト対策としてジャッジマンを多めに採用する構築が多いと思いますが、4枚しか引けないと自分が事故る可能性があります。相手の妨害よりも自分の回りを優先しての1:3です。

チェレンのきくばり
スターバースでSRを当てて以来使うことがなく、コレクションファイルにずっと入っていた1枚です(笑)
ジムバでロスバレと当たった際、うまく使えて勝てたことがあったのでそのまま採用しました。

他サポートについて
枚数を管理しやすくするために2枚ずつ採用。
ツツジは入れませんでした。使おうと思うとサイドの取られ方を気にしないとなので、判断することが増えてしまいます。ツツジを気にしたために他でミスする可能性もあると思い、不採用としました。

頂への雪道3
シンオウ神殿やエイチ湖なども考えましたが、ダブルターボに影響が及んだり、相手が水・闘エネを貼るとダメージ計算がややこしくなるので、すべて雪道に。森の封印石もありますし。


当日の対戦結果(予選全勝)

まさかの予選1位通過

1回戦:アルジュラ・後攻6-4
相手が先2でVstarになれず、トリニティチャージを選択。エネ加速したジュラルドンVを後2で倒せたのが大きかった。森の封印石も活きました。

2回戦:ロストヌメルゴン・後攻6-0
相手に事故が起きました。自分もあまり良い回り方ではありませんでしたが、そのまま勝ち切ることができました。

3回戦:はくばアルセウス・後攻6-4
序盤から互いに回らず。ベルト付きはくばVのブリザードランスで相手のアルセウスVを倒すなど、カオスな状態が長く続きました。こちらが早く動けて勝ち。

4回戦:ロストバレット・先5-4(投了)
一番回りが良かった試合です。雪道を貼られたものの、森の封印石がまたもや輝きます。またおとぼけスポットを2発くらっていたアルセウスVstarをチェレンで救出できたなど、やりたいことをできた試合だったと思います。

5回戦:アルギラ・先6-3
1番卓で緊張したのか、自分がスターバースで持ってくるカードを誤る場面がありました。最終ターンでホシガリスがボスを持ってきてくれて勝ち。

*決勝トナメ1回戦:ロストバレット・後攻1-0
相手が事故って投了。初トナメの緊張で、スターバースで持ってくるカードをまたもや間違えました。

*決勝トナメ2回戦:アルジュラ(再戦)・後攻4-6
回り自体は互いに良かったものの、セレナ連発されてアルセVとはくばVが早々と倒される。追撃するも追いつかず。

予選でのデッキの回り方をみると、4戦目はとても良かったものの、1,5戦目は普通、2,3戦目は普通なら負けておかしくない回り方でした。

なので予選の5勝の内訳は、「実力で2勝(1,5戦目)・自分の運で1勝(4戦目)・相手の不運で2勝(2,3戦目)」となります。
「何もできなかった」みたいな大きな事故は起きなかったので、「負けにくい構築」の狙いをしっかり実行できたと思います。


カードだけでなく、自分のプレイングにも注目する

ということで、CSP15ポイント獲得だけを目指したシティ参戦記を書きました。目標達成できただけでなく、トーナメントに上がれたのは本当にうれしかったです。

「負けにくい構築」を考えられたことで、新しい発見がありました。
それはデッキを考える時には、カードだけでなく、自分自身のプレイング技術にも目を向けてみるということです

自分はけっして上手くないということを前提に考え続けたことで、今の実力に合ったはくばアルセウスデッキになったと思います。

デッキを考える際、その時の流行や戦績データなど、ついカードのことばかり注目しがちです。しかしそれと同じくらい自分の技術にも目を向けることで、何かしらの気付きがあるのだと思えました。

この記事がどこかのポケカプレイヤーさんの参考になればうれしいです。

それでは振り返りを終わります。最後まで読んでいただきありがとうございました!
プロモが届くのを楽しみにしつつ、またトーナメントに上がれるよう、これから「ツツジを使うプレイング」と向き合っていこうと思います。使うモチベーションを高めるために、SARを買おうかなぁ。

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