見出し画像

そこをなんとか、これも何かのご縁だと思って② 〜igoku結成前夜〜 | そこなん#04

福島県いわき市で、地方公務員とフリーランスな奴らが、ただただ、好きなことと面白い(と思える)ことをやるチーム「そこをなんとか」の結成を目指す第4話
今回も、チームを組む(組みたい?)「奴ら」との出会いの続きについてご紹介します。

前回は、スーパーで見かけたカマボコのパッケージに目を引かれ、デザインを担当した高木に直撃訪問。一方的に喋りまくって、「一緒にフクシの世界に飛び込んでみようよ」というところまで。

届けたいから

そもそも高木に会いに行ったのも、次のようなことを考えてたから。
”高齢者福祉(コウレイシャフクシ)”のことを発信したい。でも、世の中に情報は溢れかえってるし、日々の暮らしもバタバタ忙しい中にあって、いちローカル市役所の福祉の部署が、高齢者福祉の情報発信をしても、一体、誰が受け取ってくれるんだろう?
でも、届けることが出来たら、誰かが受け取ってくれたら、”面白いなあ”・”素敵だなあ”・”こんな人がいたんだ”と思ってもらえるだけの、出会いや物語はあるぞと。

なので、役所の俺が、俺だけの力で、役所っぽい発信ではダメ。ゼッタイ。
だけど当時、情報発信の取組や予算があったわけではない。
そこで、なぜか、かき集めたわずかな予算で、ポスターを作ろうと閃く。

老いるってネガティブなことのように思われがちだけど、
歳を重ねるって素敵でおもろいことでもあるんだぞと、ご当人・人生のパイセンたちにビジュアルからご登場いただいて、深く重い人生のパンチラインを一言載せたポスターだったり、
街中で見かけたら、老いも若きもその場でやってみたくなっちゃう、(介護予防的)体操エクササイズなポスターとか。

俺、デザインだけっすよ

「よし、イチくん(※)、ポスター作ろう、ポスター」

※イチくん…高木市之助のイガリ的呼び名。知り合って2回目から、”イチくん”と呼ぶあたりがイガリの馴れ馴れしさ

意気揚々のウザい俺に、イチくん一言
「イガリさん、俺できるのデザインだけっすよ」
「キャッチコピー考えたり、どんなサイズの、どんな紙にどう印刷するかとかは全然分かんないっすよ。」
「………」

「イガリさん、キャッチとか考えたりできます?印刷に詳しいっすか?」
「………」

「そういうのに詳しい知り合いいますか?」
「………」

「じゃあ、写真撮ったり、文章書いたりしてるコマツ君っていう俺の同級生と、仕事でよくお願いしてる植田印刷所のワタナベヨーイチさんて人がいるんで、一回会ってみますか?」

で、どーーん!

画像1

結成前夜

(多分)改めて4人で会って、また一方的に喋りまくって、まぁよく分からんけど、とりあえず、イガリが言うおもろいところに一緒に行ってみようということになりました。

その記念すべき一発目の訪問先が、「小川(いわき市の地域の一つ)に、90代のヨガの達人がいるらしい」という噂を確かめに行くというもの。
トップ画像の写真が、その達人。詳しくは、こちら↓
https://igoku.jp/hito-433/

当日集合してみたら、4人全員がカメラを持ってきていて、取材だと言いつつ、達人のお送りするヨガ教室に行ってみたら、
「あら、今日は若い方達が来てくれたのね、うれしい。じゃあ、早速、一緒にやりましょう」となり、不慣れなヨガで”ウン、ウン”呻きながら、4人がそれぞれチャンスを見計らって、シャッターを押したことを、昨日のように覚えています。

この取材(?)を機に、なんとなくチームが結成され、とにかく4人全員で一緒に行こうという感じになっていきました。

幻のポスター?!

その後、取材と称した何本かの団体行動をこなしつつ、今も当時も全体統括”しっかり”プロデュースの渡辺からスタバに呼び出され、しっかりした企画書を手渡されつつ、「ポスター」制作のプレゼンを受けます、俺。
まだ、ちゃんと覚えてますよ、俺。
だけど、いまだに、そのポスターは、世にドロップされてませんw…

次回予告

次回は、
・赤井嶽薬師 OUTBACK Film
・いわきの至宝!天才 江尻コージロー
・全方位型(ポンコツ)AD  リョータ・モリ
の3本をお送りしたいと思います。
ではまた、んがんん。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?