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視点

『Number』で、スターダムのマッチメークを担当していたロッシー小川氏が解任したことを受け、スターダムの社長である岡田太郎氏がマッチメーク引き継ぐことになったことで、ある業界関係者が

「いきなりロッシー小川氏の代わりにマッチメイカーって、プロレスを舐めていると思う。」「スターダムのマッチメイクが出来る人… ロッシー小川 氏の代わりが務まる人は誰もいない。だけどいいものを作り上げたいのなら、プロレスの外部から最近入った人がやるのはどうかと思う。プロレスを舐めている気がして気分が悪い」

とXで批判を更新していたのを目にした。

岡田社長は性声優ユニット「ミルキィホームズ」のマネジメント、プロデュースを担当に経歴の持ち主でもあり、女性タレントとの向き合い方やライブエンターテインメント制作というスペシャリティ、はっきり言って他業種出身で、木谷高明社長の肝いりでブシロードファイトの社長になり、スターダムを担当することで、女子プロレスという分野に飛び込んできた。

そんな岡田社長に”マッチメークが出来るのか”いう疑問から出た批判なのだろう。ただプロレスという未知の分野に飛び込んできた岡田社長が、どういう視点でスターダムを見てプロデュースしていくのかという部分も気になるところである。

昨年大好評だったNOAHの「MONDAY MAGIC」をプロデュースしたNOSAWA論外も「NOAHファンが一番嫌い」と公言しているが、そういう視点で見ると、うなずけるものが結構あり、ABEMAの中継で解説を務めると手厳しいコメントをしている。内から見て見えないものがあったとしたら、外から見たら見えるものがある。結構そういう視点から見る意見も重要なものでもある。新日本プロレスをプロデュースしている外道も新日本プロレス出身者ではないが、独自の視点で新日本プロレスをプロデュースして、現在の隆盛に導いている。

岡田社長はおそらく暫定的だけど、ロッシー小川氏の敷いたラインは引き継ぎつつも、マッチメークに取り組んでいくと思う。他業種から来た人間でプロレスは初心者、初心者の目線でスターダムをどう見ているのか、外から見た目線も排除するのではなく、そういった意見も取り入れることも重要なのではと思う。

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