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職業に優劣があるという嘘

職業に優劣はない。
というのは社会のみんな理解していることだとは思うのですが、子供の頃を思い返してみると、親の教育とか、周囲の雰囲気とか、なんとなく「こういう職種はレベルの低い仕事」みたいな考えが世間に染み渡っていたような気がしています。

「コンビニの店員」とか「工場で働いている人」とかが子供についてほしい仕事として一般的に推奨されていないのは、そういうことだった気がします。

今もそうなんでしょうかね。子供のいる環境にほとんど接することがないのでわかりませんが。

一方、アルバイトを始めるタイミングだったり、社会人として仕事を始めるタイミングで、「不要な職業なんてない」と多くの人が気づき始める感覚があります。

ちなみに僕はなぜかアルバイトすらやる前から「仕事の違いは役割の違いなので優劣とかではない」と理解していたのですが、なぜかはわかりません。

もしかしたらいろんな家庭環境の人が集まる小学校中学校の段階で、比較的交友関係が広かったので、いろいろフラットに見る視点が身についていたのかもしれません。


話それましたが、重要だなと思ったのが、自分と違う職種の人に対して、過度に期待したり卑下したりしないほうがいいということです。

特に、工場勤務の作業員とか建設の職人とかで思い当たる節があるのですが、自分のやっている仕事を自分で卑下するみたいなことが起こっている世界観を本当にやめたいです。

もちろん程度やその有無は人によりますが。

で、これを引き起こしているのは彼ら自身の問題もありますが、世間の考えによるものが大きい気がします。

そもそも現存していて、かつ今後もしばらく残るであろう職業はなくなるとみんなが困るものなのに、優劣をつけるというのは嘘をついていることと同じなんですよね。

で、その嘘の目的は、相対的に自分が上だと思い込むことで安心したいという承認欲求を得ること。

人を傷つけて自分を守るためだけの嘘がなくなる世界が僕は好きですね。

嘘をつかずに感謝溢れる世界にするって、コストゼロでメリットしかないのでjust do it.

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