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日本文化

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日本文化についての考察です。
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ボカロ文化は現代版和歌

皆様いかがお過ごしでしょうか。イガなおです。 今日はまず一言言わせてください。 広い道なのにわざわざ、しかも道の端っこを歩いている僕の横50cmを自転車で駆けていく勢の方々。 なぜそこを通ったのでしょうか。ガラガラの電車で隣に座ってくるようなものではないでしょうか。びっくりするから辞めてくださらないでしょうか。松下村塾。 今日は、VOCALOID(ボカロ)から着想した和歌との繋がりについて書いていきたいと思います。お付き合いください。 変化の時代においての生き方

民藝運動の父 柳宗悦から学ぶクリエイター・芸術家の生き方

皆様、いかがお過ごしでしょうか。イガなおです。 昨日、Prime videoで劇場版SHIROBAKOを見たのですが、色々な意味ですごいアニメだなあと思いました。 アニメ制作会社P.A.WORKSのお仕事アニメ(SHIROBAKOはアニメ制作会社を舞台にしたお仕事アニメ)に共通することでもあるのですが、言葉を選ばずに言うと、「え、業界の闇をこんな描いちゃうの?消費者に刺激強すぎない?」といった所で、作中で随所に見られる仕事の血生臭さが印象的でした。 ですが、リアルに描く

日本のポップカルチャーと多神教的思想の関係について考察してみた

皆様いかがお過ごしでしょうか。イガなおです。 先日、animate池袋本店に行って参りました。 当たり前ですが、今まで行ったanimateの中で一番大きく、また活気に溢れていました。 (学生さんが多かったです。オタク特有の早口な喋り方も耳に入ってきて、なんだか懐かしい文化を感じて、優しい気持ちになりましたまる) 最近ずっと、世界と戦うにあたり「日本の強み」について考えているのですが、その中で外せないのが"日本のポップカルチャー"だと思います。 クールジャパンというやつです

金魚すくいのビジネスモデルから着想される『カルチャーエコノミー』

皆様お元気でしょうか。イガなおです。 僕は佐藤順一さんというアニメ監督の作品がとても好きです。中でも「ARIAシリーズ」は最高で、ありふれた日常の中に、自分の「好き(非日常)」を見つけ出す主人公をみて、自分の見方次第で世界は如何様にも変わるのだな、ということを思い出させてくれます。 好きすぎてベネチアにも行きました(舞台のモデルがベネチアなのです)。 さて、今回は金魚すくいのビジネスモデルから着想される『カルチャーエコノミー』というお話をしたいと思います。サービスの届け方